先延ばしは人生を豊かにする。
やらなきゃいけない事をつい先延ばしにしてしまう。
ギリギリまで放ったらかしにして本当に切羽つまってからでなきゃ行動できない。
こういった特性を持ち合わせた人がたくさんいるのではないでしょうか。
そしてそうした人は大概そのような自分自身を嫌悪していたり直したいと考えている事が多いように見受けられます。
先延ばしとは今現在の自分ができない(やらない)事を未来の自分ができる(やる)と信頼して任せるという風に考える事ができます。
先延ばしを悪い事であると主張する人や.先延ばしに思い悩んでいる人などは、今現在の自分ができない(やらない)事が未来の自分ができる(やる)と考えるのはあまりに浅はかで愚かな考えであると思っているようです。
確かにその観点から見れば先延ばしとはなんと愚かな行為なんだと考えたくなる気持ちはじゅうぶん理解できます。
しかし少し見方を変えると.未来の自分自身に根拠のない信頼を寄せている、つまり自信があるという事になります。
この根拠のない自信を持つと言うのは人生においてとても重要な事だと考えています。
根拠のある実績に基づいた自信というものももちろん大事なのですが、それしか持ち合わせていない場合.その根拠の大元となる部分が脅かされた時に.自信を失い自分の存在価値すら疑う事になるかも知れません。
しかしその時に根拠のない謎の自信を持ち合わせている人は「きっと自分なら大丈夫」「なんとかなる」と考える事ができます。
このような時に自分はダメだと塞ぎ込んでしまうのか.なんとかなると前向きに捉えて次に進むのかという別れ道は多かれ少なかれ誰にでも訪れる事だと思います。
そしてその時の選択がその後の人生を多少なりとも左右するのではないかなと感じています。
であれば未来の自分をなんの根拠もなく信じて物事を先延ばしにするくらいの自信を持ち合わせて生きていく方が豊かな人生を歩めるんじゃないかなと思いました。
という先延ばし癖のある自分をなんとか肯定する言い訳を考えてみました。
以上でーす。