不満なヤツはなにをしても不満。

毎日楽しい事や嬉しい事だけが起きる人生を歩みたいと願うのは当然の事です。

誰も好き好んで嫌な事や不快な事を経験したいとは考えないと思います。

良い1日を過ごす事ができれば心が満たされ嫌な事が起きれば不満を抱きます。

不満を感じる頻度がより少ない人生の方が好ましいのは言うまでもない事だと思います。

しかし人生において生じる不満のほとんどが自分自身の認識によってもたらされていると言う事に気づいていない人も世の中にはいるようです。

つまり同じ出来事を経験したとしても人によって心の効用が変わってくると言う事です。

どんなに良いことがあってもその中でネガティブな要素を探し出して不満を抱く人もいれば.一見悪い出来事のような事でも良い面を見つけたり良い様に解釈することでポジティブな出来事として消化する人もいます。

つまり自身の人生をよくするも悪くするも自分次第であると言えるのではないでしょうか。

であれば人生をよりよくする鍵は起こった出来事をどう解釈するかにかかっているのではないかと思います。

抽象的な話になりますが.例えば可能性が0%から5%になる場合と.5%から10%になる場合とでは効用が違ってきます。

つまり0%から5%になった場合の方が満足度が高いのです。

可能性がなかったものがわずかではあっても可能性が出てきたのだから当然とも言えます。

しかしどちらも5%可能性が上がっているという点では同じであると考える事もできます。

なのでこの場合直感によって解釈するのではなく.あえて同じ5%の上げ幅であると考えるようにすることで.自らの満足度を上げる事ができるのではないでしょうか。

それから損失と利得とでは損失の方が利得よりも効用が高くなります。

損失は利得の2倍の効用があると言われています。

つまり1000円を得る喜びよりも.1000円を失う不快感の方が2倍の効用があると言う事です。

しかし得るも失うも1000円は1000円です。

人というのはネガティブな事柄に.より敏感に反応するようにできているようです。

なので何も考えず直感によって物事を解釈しようとすると.良いことと悪いことが同じ比率で起きたとしても.悪いことがより多く起きていると感じてしまいます。

そして自分は不運だとか悪いことばかり起こると考えて.人生に不満を募らせていきます。

確かに人生には悪い出来事も必ず起こります。

しかしそのような時には悪いことや損失のようなネガティブな事柄に対する効用の方がはるかに大きいという事を認識する事で.人生に対する不満を抑えることができるのではないでしょうか。

そしてこれらは最初に言ったポジティブな出来事として消化する人が.無意識にやっている解釈の仕方に近いのではないかと思います。

ではないかと思いますという表現をしたのは.僕自身が物事をネガティブな解釈をして不満を募らせやすいタイプなので.確かな事は分からないのです。

しかしだからこそ言えるのは.そのような人は物事を解釈する際に直感に頼るのではなく.一旦立ち止まって先に書いた通りに考える事で.少し自分の人生を以前よりも良いものだと思えるようになるのではないかなという事です。


以上でーす。

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