フクシマ

主観多めの映画感想です。ほぼ文字だけです。すみません。 Meiskeyという名前でイラスト描いたりしてます。

フクシマ

主観多めの映画感想です。ほぼ文字だけです。すみません。 Meiskeyという名前でイラスト描いたりしてます。

最近の記事

映画「ルックバック」が最高だった話。

※今回はとくに主観強めで大絶賛している内容になっています。ご了承ください。(2024/7/18更新) まず初めに言っておくと、今年はこれを一番の楽しみに生きてきたと言っても過言じゃありません。 率直に最高でした。 作画、演出、俳優の演技、音楽に至るまで全て最高でした。 生きててよかった。 今回、上映時間は58分と短めですがそこは英断だったと思います。 変に間伸びさせたり過度な改変や追加もなく、 唯一あるとすれば藤野や京本が描いた四コマもアニメーションとして動いていると

    • 「関心領域」を見てきた話。

      タイトルの「The Zone of Interest(関心領域)」は、第2次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために実際に使ってた言葉らしいです。 この映画ではその言葉とは裏腹に収容所にまるで関心を示していない平和な家族の生活を描いている。 実際にアウシュビッツ強制収容所の所長が収容所のすぐ隣で家族と順風満帆に暮らしていた話で、その家族が収容所に対してしてあまりに無関心す

      • 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章」やっぱり前章が完璧だった話。

        観てきました後章。 結局漫画読めませんでした。よって漫画とラストがどう違うのかとかはわかりませんでした。それを踏まえての感想とさせていただきます。 結論から言うと期待過多でした。 まあ、無理やり大団円で終わらせるよりはああいう終わらせ方のほうがむしろ綺麗なのかも。 それでも気になる点は拭いきれないまま進んで終わっちゃったなという感じ。 前章であれだけ絶賛していたのでなんとなくやりづらいですが、一つずつ整理していこうと思います。長くなるかも。 それじゃあ、ゆっくりしていって

        • 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章」前章として完璧だった話。

          連載時から気にはなっていたものの手をつけていなかったデデデデ。 『ソラニン』、『おやすみプンプン』、その他短編集などそれほどコアなファンではないが、ある程度浅野いにおは通ってきた。 特に『おやすみプンプン』が個人的ナンバーワン。 あ、でも『勇者たち』も捨てがたい。 要するに結構ちゃんと好きです。浅野いにお。 どちらかというと実写化のイメージが強い浅野いにお作品。ソラニン然り。 で、今回ついに初のアニメ映画化したデデデデ。 原作未読のため、シンプルにどんな作品なのかすごく楽し

          「ボーはおそれている」がわけわからんかった話。

          正直あえて書くほどの内容と感想は持ってないのですが、それさえも共有できればと思ったので簡単に。今回は特に深く考察したりなどもしません。 今作はホラー・コメディで、 主演は「ジョーカー」のホアキン・フェニックス。 監督は「ミッドサマー」のアリ・アスター。 制作はA24。 上映時間は3時間。 内容としては、序盤からラストまで「そんなのありえないだろー」というような、主人公のボーが想像し得る災難が次々に起こりまくる映画。 もはや"逆ご都合主義"といった感じ。 終始悪い方向にしか

          「ボーはおそれている」がわけわからんかった話。

          「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を観てきた話。

          ※今回も多少のネタバレは含みます。 いやー、どうなんだ?笑 面白いとえば面白かったんだけど。 これが観た直後の感想ですかね。笑  まずストーリーから触れると、 前半のシリアスで難しい話から一転して後半のギャグと言ってもいいあの展開にはさすがに笑ってしまった。笑 今作のテーマはおそらく愛なんでしょう。 とにかく愛がすごかった。 それでもテンポはよくてかなり見やすかったです。 細かいところでいうと、 前半の大事なデスティニー後の世界情勢の説明や各キャラのやりとりのとこ

          「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を観てきた話。

          「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」がすごいよかった話。

          今回はストーリーを振り返りながらの感想になります。 (※ネタバレ多分に含みます。) 先に言っておきます。 今回長くなります。 映画も長けりゃ感想も長くなる。 それじゃあ、ゆっくりしていってね。 マーティン・スコセッシ監督。 レオナルドディカプリオ主演。 ロバート・デ・ニーロ出演。 まずこれだけでもう大好物なんですが、 過去のスコセッシ作品を彷彿とさせる演出だったりと個人的に興奮する要素満載で大歓喜でした。 ありがとうスコセッシ。 この映画なんですが、なんと上映時間が

          「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」がすごいよかった話。

          「ゴジラ−1.0」がだいぶおもしろかった話。

          当方、ゴジラというとシン・ゴジラと幼い頃に見た東宝作品のゴジラ(作品名も覚えていないが何作かは見た気はする。おそらく平成ゴジラとかミレニアムゴジラと言われてるあたり。) しか通ってないまあまあな、にわか。 今作は「ALWAYS三丁目の夕日」を撮った山崎貴監督が手掛けたと話題でしたが、 この方、西武園ゆうえんちのアトラクションのゴジラ・ザ・ライドの監修もやってたそうな。 乗ってみたかった。 評判もかなりよかったみたいだし。 それはさておき本題。 今作のゴジラは想像以上に人

          「ゴジラ−1.0」がだいぶおもしろかった話。

          「ザ・クリエイター/創造者」でもやもやした話。

          久しぶりにSFを見たけど、予告で感じた嫌な予感は当たった。 すごいもやもやする映画でした。 この手のSF映画はビジュアルがいいだけ過度な期待をしてしまう。 まず全体を通して予想を全く越えてくることのないストーリー。 ニューアジアの雑にアジア諸国をまとめられた感じ。 なぜニューアジアになったのかっていう歴史が見えてこないのでいまいち世界観にハマれない。 あと渡辺謙はやたらと日本語喋るけど、他のシミュラントはほぼ日本語を使わず英語や中国語とかでそれぞれ別々の言語で会話するのが

          「ザ・クリエイター/創造者」でもやもやした話。

          「ヘルタースケルター」感想。

          蜷川実花監督の『ヘルタースケルター』を観ました。 これ、漫画が原作だったのか。知りませんでした。 『リバーズエッジ』、『チワワちゃん』も同じ岡崎京子という作家さんの作品らしい。 勉強不足ですみません。ちなみに映画はどちらも未視聴です。 そもそも蜷川実花監督の作品も本作が初めて。 原作の漫画ももちろん未読。 なのでこの感想はあくまで映画を見ての感想になります。 原作との違いについての深堀りはしません。 で、感想なんですが。 面白くなかったかなあ。 特に惹かれるものがなかった。

          「ヘルタースケルター」感想。

          「アステロイド・シティ」 You can't wake up if you don't fall asleep.

          これまでずっと気になってはいたものの、 近くの劇場での公開はしておらず気づいた頃には公開終了していたり、契約しているアマプラやネトフリでは配信されておらず。といった具合で度々見る機会を逃していたウェス・アンダーソン作品。 そして、ようやく今回「アステロイド・シティ」で初のウェス・アンダーソンデビューを果たすことができた。 感想としては、最終的になんだかよくわからなかったけど面白かった。 まず、イメージ通り独特な世界観となんとも洒落た画面構成がおもしろかった。 実際、その

          「アステロイド・シティ」 You can't wake up if you don't fall asleep.

          夏。

          最近の日記的なものの下書きが投稿されずに残っていたのでここで供養しておきます。 早く夏終わってくれ。 最近ずっと夏バテ状態だったので、 今日は朝ちゃんと起きてゴミ出しついでに散歩したり、ストレッチしたりと夏バテ対策しっかりしたはずなのにだるい。 なんでやねん。 ええ加減にせえ。 もうええわ。 2023/8/1

          「君たちはどう生きるか。」感想。

          観てきました。 これを書いているのは映画館へ足を運んだ翌日になります。 観終わって自分の中でどう形容すればいいのだろうと思い、いい機会なので思考を整理するためにnoteを始めてみることにしました。 多少のネタバレは含まれますし、あくまで私個人の感想ですので、 まだご覧になっていない方等はここで閉じてください。 実際にジブリ映画を映画館で観たのはリバイバル上映で観た「風の谷のナウシカ」を除くと今作が始めてでした。 これまでジブリといえば自分にとっては家でビデオで見るか、金曜

          「君たちはどう生きるか。」感想。