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AiQ | #7. WHAT:何が問題なのか?

今日から使えることわざ・格言・名言・ありがたい先人の知恵をまとめたSteal with Pride、参加者の人生の転機となる魔法がかかったような瞬間であるマジックモーメントの醸成を目指す毎回を神回にする、そして、その原点である最高のプレゼンの届け方ジブンらしさで輝く「Personal Brandingに続く第 5 弾!

新シリーズは「AiQ:論理的思考型問題解決力 - Mastering the Art of Logical Problem Solving」(全 10 回予定)


AI 時代に必須! 論理的思考をマスターしよう!

僕自身がこれまで受けた研修や読んだ書籍から学んだことや、実際のワークショップを企画から提供まで行ってきた経験から学んだことを、AI 時代を勝ち抜くために不可欠な「論理的思考型問題解決力」としてまとめてみました!

問題の明確化 ~「そもそも何が問題なのか?」を共有する~

1 つ目のステップは、WHAT:何が問題なのか? ・・・問題の明確化です。

例えば、飲料メーカーのマーケティング責任者が、「ノンアルコールビールの売上が目標に届かない」という問題解決にチームとして取り組むことにしたとしましょう。

ノンアルコールビールの売上が目標に届かない!?

しかし、その目標に関する共通認識が明確でないと、議論が迷走してしまいます。

それは、まるで「目的地」を決めずに旅に出るようなもの。目的地が定まっていなければ、道に迷ったり、無駄な時間を過ごしてしまう可能性があります。

あるべき姿の再確認

そうならないためにも、初心に帰り、そもそも今の売り上げ目標の先に見据えた「あるべき姿」を改めて考えることは、関係者間の目線合わせに有効です。

視座を高めてみる!

視座を高めて・・・

  • 3 年後には売上2 倍にしたい

  • 顧客満足度90% にしたい

  • 業界シェア50% にする

といったように、具体的な目標を明文化してみると、議論がしやすくなります。

その上で・・・

  • いつから、どれくらい 売上目標が達成できていないのか?

  • どの商品 の売上目標が達成できていないのか?

  • 目標値自体が適切なのか?

これらの点を 具体的に明確化することで、初めて問題 として 定義 できるようになります。

このステップは、まさに問題解決の出発点無駄な時間を減らし、より効果的な解決策に繋がります。

そこで、あるべき姿現状の姿とそのギャップを明文化します。

あるべき姿と現状の姿とそのギャップを明文化

理想的な状態具体的な目標を明確に言語化して、関係者間の共通認識とします。

さらに、現状はどうなっているかを、網羅性のあるデータに基づいて、多角的な視点で考察します。

そして、あるべき姿現状の姿の間に、どのようなギャップがあるのか?

量的・質的・時間的なズレを可能な限り具体的な数値で把握できれば、課題の優先順位や具体的な対策が見えてきます。

ハマっちゃいけない落とし穴

あるべき姿

  • 漠然とした目標設定:抽象的な目標では、具体的な行動指針が定まらず、迷宮入りする可能性があります。

  • 現状とのギャップを見落とす:目標設定にばかり気を取られ、現状を正しく把握していないと、問題の本質を見失う可能性があります。

  • 関係者間の認識のズレ:参加者それぞれが、異なる目標や認識を持っていると、議論が噛み合わなくなります。

現状の姿

  • 主観的な判断:感情や憶測に基づいた判断は、誤った現状認識に繋がります。

  • データ不足:十分なデータに基づいていないと、正確な現状を把握できません。

  • 情報の偏り:一部の情報だけに頼りすぎると、全体像を把握できません。

ギャップ

  • 目標設定の高さ:目標設定が現実的ではないと、ギャップが大きく、解決が困難になる可能性があります。

  • 現状認識の甘さ:現状を楽観視したり、問題を過小評価したりすると、適切な対策を打てない可能性があります。

  • ギャップの誤解:ギャップを誤って認識すると、本来解決すべき問題を見誤ってしまう可能性があります。

でも、そもそも問題が何か、みんな同じように認識できているとは限らないですよね。

特に、立場や価値観によって、捉え方が違ってくることもあります。
まさに、そこが問題解決プロセスの難しいところです。

だからこそ、最初のステップである「問題の明確化」は、非常に重要になります。

関係者間で共通認識を確立するために、「議論の場」をしっかりと作ることが大切です。

ほんの少しの心がけ

  • 「WHAT」を意識した質問を投げかける:例えば、「皆さんの考える、理想的なチームのコラボレーションの仕方とは?」といった、抽象的な質問から議論を始めると良いでしょう。

  • 「WHY」を意識した質問を投げかける:例えば、「なぜ、そのようにお考えですか?」といった、根拠や理由を問う質問で、参加者を深く考えさせましょう。

  • 全員が理解できる言葉を使う:専門用語を避けるなど、分かりやすい言葉で説明するように心がけましょう。

共通認識を確立できれば、よりスムーズに、そしてより効果的に議論を進めることができるはずです。

次回は、「WHERE:どこが問題なのか?」です。

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FYI:併せて Steal with Pride」「毎回を神回にする」「最高のプレゼンの届け方」「Personal Brandingシリーズもどうぞ!

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