Steal with Pride | Fake it till you make it! & Enjoy the silence!
Steal with Pride | Fake it till you make it!(成り切る!)
プレゼンスキルの向上を目指すなら、自分の癖を・・・まずは認知、そして修正してください。長年、無意識に染み付いた癖は、一朝一夕では、修正できません。
だからこそ開き直って・・・Fake it till you make it!(できるようになるまでは、できるフリ)をします。
やるべきこと。
力強い、姿勢・発声・目線です。これらは、言われてみれば当然なことですが、しっかり意識しないと意外とできてないかもしれません。
力強い姿勢
両足を均等に伸ばし、肩はしっかりとした T 字型のバーを作ります。顔は、真っ直ぐ観客を向き、腕はおへその前で、両手の指先がギリギリつくサイズのボールを抱えるイメージの空間が、みなさんのパーソナルスペースです。その中で、ハンドジェスチャーをします。そのラインを超えてしまうと、大袈裟になってしまいます。
力強い発声
5 段階評価で 4 程度の声量で 、はっきりとした発音、ゆっくりと落ち着いたトーンです。緊張して、早口や裏声にならないように注意しましょう!
力強い目線
1 人につき 3〜5 秒程度のアイコンタクトをします。ただ、キョロキョロしすぎてもいけません。文章が切り替わるタイミングに合わせて、アイコンタクトをする人を変えると、より自然になります。
やってはいけないこと。
場つなぎ音(Filler Words)や NG ワードです。これらは、無意識に言っているので、自分では気づいてない人も多いのではないでしょうか。
場つなぎ音(Filler Words)
みなさん、ご自身の場つなぎ音(Filler Words)って何か把握してますか?
プレゼンのトレーニングでヒアリングしている感じで言うなら、場つなぎ音のツートップは、「えっと」「あの」あたりですね。
NG ワード
特に、日本人のプレゼンに多いのは「思います」。これは、本当に自分の感想を伝える時以外、口癖のような「思います」は、なんの付加価値もありません。それどころか、どこか自信がない印象を与えてしまいます。代わりに思い切って「です」と言い切った方が、説得力が増します。
また、過剰敬語も要注意です。丁寧さを通り越して、文法的に間違ってます。「させて頂く形になっております」ってのも、「します」と言い切りましょう。三文字で済むことを、無駄に十八文字で伝えて、相手の時間を浪費することは、失礼に当たります。
Steal with Pride | Enjoy the Silence!(沈黙を楽しむ=間を取る!)
場つなぎ音(Filler Words)や NG ワードを、つい、言いそうになったら、焦らずに、グッと息を飲んで、堂々とした態度で、一呼吸置きます。
そうすると、聴き手(聞き手)は、みなさんが、ただ「間」を取っていると勘違いします。結果的に、聴き手(聞き手)が、それまで聞いたことを咀嚼・反芻する余裕が生まれるので、一石二鳥なんです。
これらの癖がちゃんと治るまでには、通常、数ヶ月から半年程度はかかります。Fake it till make it で、根気強く取り組みましょう!
お勧めは、他の人にプレゼンを見てもらって、フィードバックをもらうか、自分で動画を撮って見直すことです。ものすごく、つらい精神修行ですが、一番効果的です。
FYI:併せて 「Steal with Pride」「毎回を神回にする」シリーズもどうぞ!