見出し画像

Steal with Pride | No one ever made a decision because of a number. They need a story.

個人事業主を開業したからには、事業の反復・継続・独立を維持するために毎週日曜に、何かしらの情報や想いを発信をしてみることにしました!

定型文

No one ever made a decision because of a number. They need a story.(誰も数字だけで決断を下すことはない。そこには物語が必要だ。)

ノーベル経済学を受賞したイスラエル・アメリカ合衆国の心理学者・行動経済学者であるダニエル・カーネマンの言葉。

モノの良し悪しの比較はデータの方が分かりやすいですが、実際に買う買わないの判断は、やはりストーリーに影響されるということ。

また、スタンフォード大学ビジネスクールで組織行動論を専門とするチップ・ヒース教授の実験によると、単なるデータに過ぎないプレゼンは 5% の学生しか記憶できず、データに裏付けられたストーリーとして語られたプレゼンは 63% の学生が記憶できたそうです。

チップ・ヒース教授の実験

プレゼンで、表やグラフをならべて、どんなに有益なデータを示したところで、聞き手「頭で聞く」と、「単なる音」として右から左へ流れてしまいます。

一方で、共感や気づきを与えるストーリーで、聴き手「心で聴く」と、そのストーリーを「自分ごと化」して、印象に深く残りやすくなります。

試しに「スチームトースター」について、それぞれのパターンで、セールスピッチして比べてみましょう!

データ中心の最新機能をアピールするプレゼンテーションスタイル;

今日は、最新のトースターをご紹介します。

このトースターは、給水口に 5cc の水を入れるとスチームを出します。このトースターは、3 つの温度帯を1 秒単位でコントロールできます。

それは、パンの中のやわらかさと風味がよみがえる 60℃、表面がきつね色に色づき始める 160℃、そして焦げつきが始まる 220℃ です。

価格は、税込 27,940 円。このトースターを使えば、いつでもお好みの美味しいパンを焼くことができます!

フィクションです!
データ中心の最新機能をアピールするプレゼンテーションスタイル

共感や気づきを与えるストーリーテリングスタイル:

こう見えて、僕の趣味は、週末に家族でパンを焼くことなんです。

ある日、息子から「今日のパンの味は、なんか違う」と言われました。「いつもと同じ材料で同じ手順で作ったはずなのに、おかしいなぁ・・・」と、妻と首を傾げました。

そこで、美味しいパンが焼ける日の共通点をスプレッドシートに書き出してみたら・・・分かったんです。

それは、いつも雨が降っていた日でした。要は、湿度と温度の微妙な違いがパンの味を変えていたのです。

その経験を活かし、パンにとって最適な湿度を保てるスチーム機能と、パンの焼き加減を1 秒単位で 3 つの温度帯をコントロールできる制御機能を開発しました。

このトースターを使えば、いつでもお好みの美味しいパンを焼くことができます!

フィクションです!
共感や気づきを与えるストーリーテリングスタイル

みなさんは、どちらのセールスピッチの方が印象に残って、スチームトースターを買いたくなりましたか?

データ好きな人?ストーリー好きな人?もちろん、好みは人それぞれで結構です。

FYI:併せて Steal with Pride」「毎回を神回にするシリーズもどうぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?