見出し画像

東西ドイツにまつわる小説、映画などオススメ

クラシックが題材の小説読みたいなーと思って本屋さんぶらぶらして、帰宅したら家にあったこの本。

舞台が東ドイツでベルリンの壁が壊れるまでの時期に東ドイツに留学した日本人の音楽家が主人公。夫は冷戦時代のドイツの様子が知りたくて購入したんだそうな。
よみはじめてみると、はじめの部分は物語というよりは主人公たちの説明?が多くて立ち止まってしまい。。「途中から面白くなるよ」という夫の言葉を信じて少しずつ読み進めたところ、途中から息を呑むような展開となり、結局1ヶ月ほどかかってやっと読了した。
小説を通して音楽家の苦悩も垣間見れたし、なんといっても当時の東ドイツがどんなだったを知ることができてとても興味深かった!

実はわたし、大学時代にドイツにひとり旅をしたことがあって。村山由佳さんの小説『野生の風』で主人公の男女がベルリンの壁が崩壊する前で出会うのだけれど、小説を読んで、これは実際に見てみたい!というただそれだけでドイツまで行ったのだった。

ちなみに当時の旅ではドレスデンにも行ったのだけれど、当時はドレスデンは陶磁器の街という認識しかなく、西か東だったのかすら知らなかった…
『革命前夜』を読んで東ドイツだったことを知り、なんとなく感じた暗さはそこからきていたのかなんて思ったりした(旅行した時期は2月だったし、雪がちらつく天気だったということも大いにある気はする)。

クラシック音楽家が活躍した都市ライプツィヒもドレスデンからわりと近くだということを知った。いつか訪れてみたい。
と思っていたら、voicyで野本響子さんが旅の様子を配信してくださっていて、この配信を聞いてまた少し理解が深まった。「シュタージ」という言葉も『革命前夜』を読んではじめてしったのだけれど、シュタージ博物館、行ってみたいと思った。


時代は第二次世界大戦の直前に戻ってしまうのだけれど、ナチスから逃れてきたユダヤ人の難民をチェコからイギリスに亡命させた、実話に基づいた映画『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』はとても感動的だった。と同時に、当時の悲惨さをまざまざと見せつけられた。

というわけで、自分の備忘もかねて、最近のドイツに関連する見聞きしたものたちでした🎥



はじめの画像はドイツ生まれのブランドフェイラーさんです。以前はおばあちゃんが使っているイメージしかなかったのに(亡くなった祖母にもらった花柄ハンカチもまだ愛用中)、リブランディングが大成功されて最近は若い世代にも大人気ですね。印象派の美術展の際にモネの絵とコラボしたハンカチを販売したり、女性の心に刺さるマーケティング手法にいつも感服です。ご多分に漏れずわたしも少しずつ買い集めています…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?