麻布台ヒルズギャラリー、オラファー・エリアソン展を観て
去年の11月に開業した麻布台ヒルズでオラファー・エリアソン展がやっていたので観に行って来ました。
その前にヒルズの中をうろうろ。
ガラス張りの建物は石で出来ていて、ヨーロッパの重厚感を感じさせる雰囲気で素敵でした。
商業エリアの外壁や天井などの建材も一つ一つこだわりがあるオシャレなデザインで見ているだけでも楽しめました。
森JPタワーはあべのハルカス(300m)を抜いて、高さ330mの日本一高いビルに!
ちなみに東京タワーが333mなので、東京タワーに配慮してこの高さなんだろうか??
昭和33年に出来た高さ333mの東京タワーって、東京のシンボル以上にもしかしたら「頂きが天に届く塔」にならないように未来への抑止力になっているのかもしれない。。なんて思ったり。
「東京タワーは抜いちゃダメ!」っていう集合意識がきっとある気がします。というより、電波塔より高いビルってどうなのかという機能の問題でもあるかも!?
高層ビルは地上から離れることでグラウンディングが難しくなるっていうから、これからは上じゃなくて、地下の時代なんじゃないかと思います。肉体は土から出来て、土に帰るのです。
お庭にはパブリックアートもありました。
オラファー・エリアソンの作品は個人的には芸術というより、科学とか理論を可視化したもののような印象があります。
目に見えないものをどうにか表現したくて、でも表現しあぐねているような、そんな印象にも感じます。ゆえに芸術家なのかと。
今回の展示で印象的だったのはハーモノグラフという機械です。(機械の写真はありませんが。)
ハーモノグラフは振り子を使用して幾何学模様を作る装置で、19世紀中頃に大人気だったそうです。
幾何学模様を描くだけでなく、振動を測る機械でもあり、いろいろなものの調和を測定できるようです。
ハーモノグラフで描かれた模様は与えられた条件で形が変わり、なんだか細胞みたいだし、形の好みはあるけれどどれも美しい曲線になっていました。
おすすめの本。
他にもいろいろ展示されていましたが、どれも難解。。
ヒルズ内にはマンガの作品を購入できる集英社のギャラリーもありました。
こんな風に絵が描ける才能が羨ましいです。
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