「アメリカズ・ゴット・タレント」でTT兄弟(チョコプラ)が大奮闘!: 元教授、定年退職100日目
最近、土曜の夕食時にフジテレビ系の番組「新しいカギ」内の「学校かくれんぼ」というコーナーを楽しんでいます。タレントたちが中学や高校の校内に隠れ、それを全校生徒が探し回る内容です。最初は単純なかくれんぼだと思い、どこが面白いのかと疑問に感じていました。
しかし、このかくれんぼは隠れる方法が普通とはと異なり、非常に凝っているのです。最初は天井裏に隠れる程度でしたが、生徒に簡単に発見されるので、徐々に隠れ方が巧妙になっていきました。新しいニセの壁を作ってその中に隠れたり、トラップを仕掛けたりと工夫を凝らすようになりました。先日は、幼稚園児とかくれんぼをしていましたが、見事に負けていました。
先週は「ティーチャーをさがせ!」という、先生を生徒の中に紛れ込ませてタレントが探すという新展開でした。30〜40代の先生(49歳の校長先生も含む)は、変装しても肌の張りの違いなどですぐに見破られてしまいました。走っていて汗のかき方からバレた先生もいました。それでも、生徒たちが協力して老けメイクをしたりダミーを仕掛けたりして、見つからず賞金を獲得したシーンもありました。これは非常に面白い企画だと感じました。
この番組の司会を務めているのが、お笑いコンビの「チョコレートプラネット(略称:チョコプラ)」で、彼らは番組をうまく進行していました。彼らといえば、以前はコント番組でよく見かけましたが、最近はモノマネに力を入れているようで、少し寂しい気もしていました。
さて、そんなチョコプラがアメリカの有名な公開オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に挑戦しました(タイトル写真、下写真:注2)。この番組は世界各国で展開されており、イギリス版の「ブリテンズ・ゴット・タレント」から有名歌手のスーザン・ボイルを輩出したことで有名です。アメリカ版でも、以前日本人の「アバンギャルディ」のダンスが人気を博しました。YouTubeで見たのですが(注2)、今回「チョコプラ」の二人が、「TT兄弟」という日本でお馴染みのリズムネタをアメリカバージョンにして披露しました。
おかっぱ頭の子供の格好で「T」と大きく書かれた白いシャツを着て登場した彼らを見て、審査員や観客は戸惑いの表情をしました。しかし、身近にある「T」を探すというシンプルな流れに次第に観客が反応し始め、審査員にもその雰囲気が伝わりました。そして司会者も巻き込んで踊り出すあたりから会場は大いに盛り上がり、最後には観客全員が立ち上がって彼らのポーズを真似するまでになりました(下写真)。有名な審査員のサイモンでさえ立ち上がっていました。説明のわかりやすさと小気味よいリズム感が、アメリカ人の心をつかんだようです。
この様子を見ていて、とても晴れやかな気持ちになりました。アメリカ人の良いところは、その人の能力や才能を正当に評価してくれる懐の深さがあります。そして、一度認めれば、惜しみない賞賛とサポートを送る。逆に、どんなに権威や名声があっても、実力が伴わなければ、(表面的には褒めますが)見向きもしなくなります。ドジャースの大谷君は前者の良い例ですね(悪い例は・・・やめておきましょう)。
これらのチョコプラの面白い番組、次の放送が楽しみです。それでは、また。
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注1:フジテレビ【公式】新しいカギのインスタグラムより
注2:YouTube: America’s Got Talentよりhttps://www.youtube.com/watch?v=zA17namdjfE&t=203s
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