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元教授、カバーの魅力にはまる(その3): スナックJUJUと山崎まさよし(定年退職161日目)

前々回から取り上げているカバーソングですが、今回は JUJU さんと山崎まさよしさんにスポットを当ててご紹介します。カバーの魅力は尽きませんが、選択肢の多さに嬉しい悲鳴です。とはいえ、カバーソングの話題ばかり続くのも何なので、あと 1、2 回で他の話題に移ろうかと考えています・・・が、どうなりますか。


まずは、JUJU さん。彼女は現在カバーソングの分野で最も注目を集めているアーティストの一人でしょう。「スナック JUJU」シリーズは大好評で、そのコンサートも大人気だそうです。JUJU さんの明るく楽しいキャラクターは、まるでスナックのママさんのよう。昔から、歌が上手でお客さんの心をつかむスナックのママさんはいましたが、JUJU さんもまさにそんなイメージです。

「スナック JUJU」シリーズ:第1弾

もちろん、歌唱力も抜群です。「あゝ無情」や「プレイバック part2」などでは、アン・ルイスさんや山口百恵さんを彷彿とさせますし、「別れても好きな人」や「酔っぱらっちゃった」などは、まさにスナックのママさんの十八番。聴いていると、本当のスナックにいるような気分にさせてくれます。

JUJU さんについて少しご紹介すると、彼女は18歳で渡米してジャズを勉強し、ニューヨークを拠点に活動した後、2004年に日本でメジャーデビューしました。2010年にはカバーアルバム「Request」がオリコンで2週連続1位を記録し、2012年にはアメリカのタイムズ・スクエアで「MTV Unplugged」のライブを実施しています。私は「Request」の頃から彼女のファンで、その後の活躍を大変嬉しく思っています。

<余談1> NHK 連続テレビ小説「ブギブギ」で菊地凛子さんが淡谷のり子さんをモデルにした役を演じ、そのメークが JUJU さんにそっくりだとネットで話題になりました(私も、一瞬 JUJU さん本人かと思いました)。


さて、次にご紹介するのは、山崎まさよしさんのカバーアルバムです。山崎さんは、アコースティック・ギターの弾き語りを基本スタイルとするシンガーソングライターで、俳優としても活躍しています。「セロリ」や「One more time, One more chance」(<余談2> もどうぞ)などのオリジナル曲は広く知られており、現在も精力的に創作活動を続けています。2007年には邦楽をカバーした「COVER ALL HO!」 と 洋楽をカバーした「COVER ALL YO!」 の2枚のカバーアルバムを同時リリースしています。

邦楽カバーの「COVER ALL HO!」 と 洋楽カバー「COVER ALL YO!」

「COVER ALL HO!」には、プリンセス・プリンセスの「M」、RCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」などから、松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」や小泉今日子さんの「あなたに会えてよかった」といったポップスまで幅広いジャンルの楽曲を、山崎さんならではのアレンジで披露し、独自のワールドを作り上げています。肩肘張らずに楽しめる、バラエティー豊かなアルバムです。

「COVER ALL YO!」では、スティングの「Englishman in NewYork」、エルトン・ジョンの「Your Song」、シンディー・ローパーの「True Colors」、モンキーズの「Daydream Believer」、ビートルズの「All My Loving」といった世界的な名曲をカバー。山崎さんのアレンジによって、オリジナルとはひと味違う魅力が引き出されています。特に「Daydream Believer」は CM でも使われていたので、聴き覚えのある方も多いのではないでしょうか。


今回は JUJU さんと山崎まさよしさんのカバーアルバムをご紹介しました。次回は、徳永英明さんのカバーアルバムからお話しする予定です。どうぞお楽しみに!

<余談2> ちなみに、うちの奥様は山崎さんの「One more time, One more chance」を、2006年の「M-1グランプリ」で優勝したチュートリアルが披露した「自転車(チリンチリン)」ネタで知ったそうです。その後、オリジナルを聴いて感激していました。



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