元教授、真夏の暑さに日傘デビュー!: 定年退職101日目
定年退職後、月日や曜日の感覚が薄れてきました。いつの間にか世の中は7月に入り、昨日はとんでもない暑さでした。日本にはもっと暑い地域もあると聞きますが、大阪も相当なものです。天気予報では35℃と言っていましたが、車の外気温計は40℃を示していました。
振り返ると、現役時代は昼間に外出する機会が少なかったため、これほどの暑さを実感する機会がありませんでした。昨日は朝から片付けやnote への投稿をしていたのですが、昼前になって外に出ると既に猛烈な暑さでした。気温の高さもさることながら、太陽の熱射が容赦なく、これは対策が必要だと痛感しました。
そこで思い出しました。昨年、出張時に日傘(兼雨傘)を購入していたのです。5月末、群馬県高崎市で開催された学会に参加した際のことです。会場がホテルから遠く、日差しも強かったため、駅近くの東急ハンズで日傘を購入することにしました。東急ハンズは、文房具から授業用のサンプルや薬品まで購入していた、私のお気に入りの店です(そのうちここで取り上げたいと思います)。
おしゃれで軽い日傘を探したのですが、男性用でも10種類以上あり、さらに色も豊富に揃っています。時代の変化を感じました。店員さんに相談し、UV遮断率の高い白い日傘(内側は黒色)を選びました(タイトル写真)。ポイントは最軽量で、雨の日にも使える兼用タイプだったことです。しかし、「あるある」ですが、暑かったのはその日だけで、翌日以降結局使用することはありませんでした。しかし、一番軽いのを買ったおかげで持ち帰るのは楽でした(笑)。ちなみに、奥様へのお土産には、名物のダルマとぐんまちゃんのストラップを購入しました(下写真)。
そして昨日、ついに日傘デビューしました。偏見かも知れませんが、私の若い頃は、日傘は年配の女性しか使わないものでした(関西に来て若い女性も使用していることに驚きました。奥様に聞くと、それが普通とのこと。地域性でしょうか?)。それもあり、少し緊張しましたが、背に腹は代えられません。実際に使ってみると「おお、こんなに涼しいのか!」と感動しました(誇張でなく)。涼しいだけでなく、風が通るような気さえしました(それは、多分気のせいw)。
そういえば、私も過去に一度熱中症を経験したことがあります。学生時代は京都の酷暑の中、運動部に所属していたので、暑さには強いと過信していました。それはアメリカ留学直後の出来事でした。今考えると、1993年夏という日本が記録的冷夏の年の8月、体がほとんど暑さに慣れないまま渡米した直後だったことが大きな要因だったと思います。また、慣れない環境の緊張と疲労もあったのでしょうが、一番の原因は湿度の低さでした(普通は逆ですね)。
気温が30℃ほどあるなか、湿度が低いせいで強い日差しでも不快感を感じないまま、街外れのホテルから1時間近く歩いて大学に向かいました。初日でした。大学でも調子が悪かったのですが、何とか教授やメンバーに挨拶をすませ、再びホテルまで歩いて帰ってバタンキューでした。食欲もなく、ただ水だけ飲んで横になっていました。ようやく、近くの持ち帰り中華料理を食べられるようになったのは数日後でした。それ以来、アメリカでは常に水分補給に気をつけました。
まあ、いろいろと気をつけなければなりませんね。以前の常識はもう通用しないようです。運動中の水分補給禁止、夜間の就寝中のエアコン使用禁止などだけでなく、男性に日傘は必要ない、というのも過去のものになりつつあるのでしょう。これからは、夏には常に日傘を持ち歩くことにします。皆さんも、くれぐれもお気をつけください。
それでは、また。