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「岩合光昭の世界ネコ歩き」名場面集: 元教授が厳選する珠玉のシーン (定年退職284日目)

お待たせしました。今回は、岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」から特に印象的だったシーンを厳選し、ご紹介いたします。最初は5つに絞る予定でしたが、どうしても選び切れず、同率5位を含めて合計6つのシーンを選びました。どうかご容赦ください。それでは、ネコたちの魅力あふれる世界へご案内します。


【5位(同率)】犬にマッサージするネコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ編)

第5位の一つは「ボスニア・ヘルツェゴビナ」編から。牧羊犬と戯れるネコが印象的でした。ネコが犬の背中に乗って「ふみふみ」とマッサージをするシーンは、なんとも微笑ましい光景でした。以前、ネコは寝る前に寝床を柔らかくするために、毛布などを揉む習性があると聞いていたので、多分それだと思いました。しかし、その時間が非常に長かったため、岩合さんも「ネコは母親のお腹の上に乗っている感じだろう」と語っていました。犬は、最終的には夢見心地で半分うとうとしていました。また、牧場の中で棒の上にずっと座っているネコもユニークで、笑ってしまいました。(下写真もどうぞ)

【5位(同率)】犬にマッサージするネコ(注1)


【5位(同率)】ワインの貯蔵庫にいるネコ(フランス・ブルゴーニュ編)

第5位のもう一つは「フランス・ブルゴーニュ」編。この回は、何といってもその景色の美しさが際立っていました。青空の下に広がるブドウ畑は絵画のようで、ネコの美しさをさらに引き立てます。私も何度かシャトーを訪れたことがありますが、この回に登場したシャトーは広大な畑を有する大規模なワイン醸造所で、まるで昔のお城のようでした。そのシャトーのワイン貯蔵庫に、何匹かのネコが入り込んでいました。ワインの熟成のために一年中 15℃ 前後に保たれた地下は、ネコにとって快適な空間なのでしょう。こっそりとワインを飲んでいる、ということはないと思いますが…。(下写真もどうぞ)

【5位(同率)】ワインの貯蔵庫にいるネコ(注1)


【4位】子ヤギとうたた寝する子ネコ(アイスランド編)

第4位は「アイスランド」編。首都レイキャビクでは、海沿いにやってくるカモメにネコがちょっかいを出す姿が見られました。ネコが自分と同じくらいの大きさのカモメに挑む姿は、本気で捕まえようとしているわけではないにせよ、かなり高くまで飛んでやんちゃな一面を見せてくれました。また、田舎のシーンでは、ヤギと一緒に飼われている子ネコが登場します。子ネコたちは大量のヤギの餌の中に埋もれてしまったり大変でしたが、子ヤギと一緒にうたた寝する姿は、この回の一番の癒しポイントでした。お互いの体温でぬくもっているのでしょうか、見ていると心がほっこりします。(下写真もどうぞ)

【4位】子ヤギとうたた寝する子ネコ(注1)


それでは、いよいよベスト3の発表です。


【3位】ネズミと追いかけっこするネコ(ドイツ・ロマンチック街道編)

第3位は「ドイツ・ロマンチック街道」編。この回では、アルプスの麓で有名なノイシュバンシュタイン城近くのシュバンガウの城で、2歳の雄ネコ、ランダーレがネズミを追いかけるシーンが印象的でした。昔、ネコは城内に現れるネズミなどを退治するために飼われていたと言われていますが、まさにその名残りでした。ネコは俊敏にネズミを追いかけますが、ネズミも必死です。小さな隙間に潜り込んだネズミを追いかける様子は、まるで昔のアメリカのアニメ「トムとジェリー」を見ているようでした(結局、ネズミには逃げられてしまいました)。岩合さんも「ネコは本気ではなく、どちらかというと遊んでいるようだ」と語っていましたが、そのユーモラスな光景に、思わず笑みがこぼれました。(下写真もどうぞ)

【3位】ネズミと追いかけっこするネコ(注1)


【2位】アルプスの少女と子ネコ(スイス編)

第2位は「スイス」編です。私は過去に2泊ほどスイスに滞在したことがありますが、アルプス方面へは行けませんでした。この回では、私が憧れていたアルプスの風景が映し出され、その中で一人の少女が登場します。名前はハイジではありませんでしたが(笑)、まさにハイジのような雰囲気でした(ミドルネームはクララ!)。特に印象的だったのは、その少女の周りに3匹の子ネコ、そしてヤギ、犬、ロバ、ウシなどの動物が集まっているシーンです。皆、リラックスしていて、無防備な姿がとても愛らしかったです。特にネコは、女の子に抱かれて完全に溶けてしまっていました。アルプスの麓で繰り広げられる、心洗われるような光景でした。(タイトル写真、下写真もどうぞ:注1)

【2位】アルプスの少女と子ネコ(注1)


【1位】岩合さん至福の時(カナダ・ビクトリア編)

栄えある第1位は「カナダ・ビクトリア」編でした。この回には印象的なシーンが2つありました。一つは、開始早々のシーン。岩合さんが大きなネコを撮影していると、そのネコがどんどん近づいてきて、なんとカメラの上に乗ってしまい、最終的には岩合さんの頭の上!に乗ってしまうのです。前回、岩合さんはネコ目線という話を書きましたが、まさにその極致でした。岩合さんの目の前にはネコの尻尾がゆらゆらと揺れる様子は、本当に楽しい映像でした。もう一つは、街中の撮影シーンですが、そこに野生のシカが現れたのです。普通ならネコは逃げてしまうと思いますが、そのネコは平然とシカを受け入れていれ、無事にツーショットが成立しました。岩合さんは、この2つのシーンには興奮しながら大喜びしていました。(下写真もどうぞ)

【1位】岩合さん至福の時(注1)


ということで、私が厳選した My ベストシーン6選をご紹介しました。写真だけではその魅力が十分に伝わらない部分もあると思いますので、ぜひ実際の映像をご覧になってみてください。それでは、また!


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注1:NHK BSP テレビ番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の各回より



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