2022年1月12日 オミクロン株

妊娠35週1日

オミクロン株が猛威をふるい、東京の新型コロナの感染者は2000人を超えた。東京アラートとかいって、都庁がライトアップされたのって、何人くらいのときだったっけ? 調べてみたらほんの数十人くらいだった。

こんな状況なので、産婦人科ではコロナ対策のために立ち会い出産が禁止されてしまった。

おれは生まれたばかりのまるにあえないのだろうか。

そして妻が出産している間、おれは家で何をしていればいいんだろう。立会いも大変そうだが(怖い)、何もしないで家で待っているのものもなかなかつらそうな気がする。

立ち合いがどうこうというよりも、そもそも無事に出産できるのか。産科医がコロナになっちゃったら? 妻がコロナになっちゃったら? 不安は尽きない。

妻の日記より

しばらく落ち着いていた新型コロナウイルスの状況だが、ここにきてまた感染者が増えている。オミクロン株というやつで、今日の東京の感染者数は2000人を超えたらしい。

私が通う産院では、立ち会い出産が禁止となった。元々、外来の付き添いと入院時の面会は禁止されていたが、立ち会い出産と出産直後の面会だけはできるはずだった。夫に全力で甘えながら頑張るつもりだったのに、一人ぼっちで出産しなくてはならなくなったという訳だ。

計画無痛分娩を予定しているが、予定よりも早くお産が始まってしまうことは十分に考えられる。そうなってしまったら、硬膜外麻酔はできないかもしれない。計画通りにいったとしても、子宮口が5センチ開くまでは麻酔を入れられないという話だから、それまでは普通に陣痛を我慢する事になる。

正直言って、その日が来るのがとても怖い。できれば夫にそばにいてほしい。そんな事をここに書いたところで、コロナウイルスは読んでくれない。

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斎藤充博
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