「文章の書き方を変えたい」2024年8月19日から2024年8月25日

文章ってもっとユルく書いてもいいのかもしれない。 おれはプロのライターなので、仕事で文章を書くときにはかなり論理的に書くようにしている。論理的な文章って、説得力が出るし、クライアントからの修正も入りにくい。論理的な文章はモジュール化されているので、変更にも強い。 でも、これだとやっぱり「記事」っぽい文章にしかならない。エッセイとかはもっと文の繋がりを大らかに考える必要がある。そうじゃないと、読んでいてイマイチおもしろくならない気がする。 もっと不明確でいい。もっと乱雑で

「妻がキックボクシングのジムに行きはじめた」2024年8月12日から2024年8月18日

長年にわたり妻に「運動をしなさい」と言い続けてきた。妻がときどき訴えている身体の不調はどうも運動不足や筋力不足にあるような気がしていたのだ。 そしたら、妻はついに近所にあるキックボクシングのジムに通い始めた。運動を全然していない人がいきなりキックボクシング……。大丈夫か？ と思いつつ、そこはそれぞれのレベルにあわせてやってくれるらしい。 ジムから帰ってきた妻に、どんな動きを教わったのか聞いてみる。今日はキックボクシングではなくて、ジークンドーのクラスだったそうだ。突きはこ

第23話 ポイズン

「妻はおれと暮らしていて息が詰まることがまったくないという」2024年8月5日から2024年8月11日

なんでそんな話になったんだろう。妻が「そういえばミツヒロと暮らしてから息が詰まると思ったこと一度もないな～」なんて言い出したので、おれはすごくびっくりしてしまった。 おれと妻は一緒に暮らして10年。その間、一度も息が詰まることがなかったというのか……？ 本当に……？ 一般論として、人と人が暮らせば、必ず衝突は起き、大なり小なり息が詰まる瞬間というものはあるはずだ。それが、なかった。そう妻は言っている。 妻はおれの7歳年下である。本当に息が詰まることがなかったとしたら、お

「絶不調、そして回復」2024年7月29日から2024年8月4日

2024年7月29日

「新紙幣？」2024年7月22日から2024年7月28日

新しい千円札を手に入れてまじまじと見る。旧紙幣とは違うテクノロジーが使われているのが一目でわかる。ガジェット感があって、とても楽しい。 新紙幣を見ていてふと思ったことがある。おれがこの紙幣を外で使える根拠って、いったいなんなんだろう。 おれは政府から公式に「紙幣が新しく変わります」と伝えられたことは一度もない。ニュースを通して知っただけだ。 政府は各家庭のポストに「新紙幣のお知らせ」みたいな封書を投函しなくていいのだろうか。こんな重要なお知らせもない気がするのだが。

「家から出なくていいのかな」2024年7月15日から2024年7月21日

Amazonの安売りセールでエスプレッソマシンを買った。デロンギのマグフィニカSというやつだ。定価は7万近くする。それがセールで6万くらいだった。いや～お得だな……と思いきや、めっちゃ高価ですね。 ※あまりにも高価なので絵を描いてみた。 おれはミルで豆を挽き、ハンドドリップでコーヒーを淹れるということをやっていた。大した手間ではないのだけれども、毎日のことになるとものすごくめんどくさい。ボタン一つでかんたんにコーヒーが淹れられる、ということで買ったのだった。 使ってみる

「そこなんですよ」2024年7月8日から2024年7月14日

都知事選が終わった後のX、けっこうキツい。ちゃんとしている評論家や文筆家が政治家をかなり口汚く批判することが当たり前になってしまった。 政治家なんて、批判されることが仕事の一つだと思うし、その批判の一つ一つは正当性があることだろう。 でも、ちゃんとした評論家や文筆家が感情にまかせて書いた批判ポストは、匿名の悪意しかないポストと一緒に並べられてアルゴリズムで「おすすめ」に並べられてしまう。 はたして、その状態を見越して批判をしているのか。そこなんですよ。 Xって東日本大

「複雑さ」2024年7月1日から2024年7月7日

のんちゃんは2歳5か月。なんとこの1か月くらいの間でのんちゃんは…………… ものすごく育てやすくなりました！！！ ヤッター 1歳半くらいからイヤイヤ期が始まったと思っていたけど、そしていまでもぜんぜんイヤイヤはするんだけど、説得が通る、条件交渉が通る、怒ればおちこむ、突発的に起こる理不尽な行動も少なくなっている。 そしてこうなってくると「のんちゃんを家庭内でちゃんとした人間として認めていかなくてはいけない」というフェーズに段々入ってくるのだと思う。怒られて落ちこむ人に

2024年6月24日から2024年6月30日

2024年6月24日

第22話 ベランダに風が吹くとき

「言葉」2024年6月17日から2024年6月23日

政治の話をします。