2021年10月20日 むずい

今のうちから保育園の見学などをやっておいた方がいい。たしか2週間くらい前に夫婦でそんな話し合いをしていたと思うが、まったくできていないことに気づいた。

じゃあいまからでも進めればいいじゃない……と言いたいところだが、おれは忙しくてとても進められない。妻も仕事をしているし、帰ってきたら腰痛で苦しんでいるし、とても無理である。

まあ、そのうち考えよう……ということになった。ちゃんとやれない予感がビンビンにしている。

先日、とあるマンガ雑誌にマンガを提出した。

ここのところずっと、そのマンガに対する担当さんからのアドバイスを反映し、ネームを作成する作業をしていた(ちなみにその間ライターの仕事は2倍している……よく働くなあ……おれ……)。

今日はそのネームに対するフィードバックをもらえるということで、出版社に出向いた。

会社まで行くのだから、ひょっとしたらいい返事があるのではないか、という期待も多少あったのだが、一言でまとめると「前の方がよかった」ということだった。

ここからの修正案がさっぱり浮かばずに、かなり落ち込む。酒を買って帰る。あきらめたくないのだが、現状道が見えない。

誰かに相談しようか。いや、でも自分で考えないとどうしようもないものだよな……。ぐるぐる……。

妻の日記

休日の朝。もうほとんど目が覚めているのにベッドの中でモゾモゾしているという状態に、幸せを感じる。まるも起きているらしく、お腹の中でポコポコと動いていた。

昨日から急に気温が下がり、大嫌いな冬の気配。昨夜慌てて出した冬用の毛布の中には、一晩かけて貯めた自分の体温が充満していて、とても気持ちが良かった。そこに顎まで潜りながら、まるが動いているあたりをそっと撫でてみる。今日は寝坊でいいんだよ、と心の中で声をかけたら、またポコンと動いた。

私は10代の頃からずっと婦人科のお世話になっていて、そこに関しては健康とは言い難い。不妊治療もした。だから、妊娠が分かった時も、手放しでは喜べなかった。

悪環境の母体では、きっとどこかのタイミングで、正常に育つことができなくなるだろうと思ったのだ。そういうことも頭の片隅に入れておかないと、万が一の時にショックを乗り越えられないという考えが、感情にリミッターをかけていた。

結果的には、なんの問題もなくここまでこれた。妊娠6ヶ月も最後の週。もうすぐ7ヶ月に入る所だ。奇跡としか言いようのない出来事を沢山積み重ねて、今ここに元気に動く命がある。出産を終えるまでは安心できないけれど、今はあったかい布団の中で、この幸せを感じていたい。むにゃむにゃ。

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※こちらのマガジンで妊娠日記を毎日更新しています。

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斎藤充博
サポートしていただけたら妻においしい果物を買ってきます。