2021年10月29日 妻のへその変遷

妊娠24週3日

妻と「モルモットが触れる小さい動物園」に行く。妻はPUI PUI モルカーを見て以来、モルモットを飼いたくてしかたがないのだ。

でもマンションはペット不可なので飼えない。そこで、せめともということで来ている。

妻はモルモットを存分に触り、満足していた様子だった。

動物園に併設されている公園にでかい滑り台があり、そこを5歳くらいの人が頭から滑り降りていた。すごい度胸だ。おれにはできない。おれはあの5歳児に気持で負けている。

夜に妻が「おへそが閉じちゃった!」と大騒ぎして爆笑している。

おなかが大きくなりはじめた頃はおへその穴が開いていたのに、もっと大きくなったら閉じてしまったのだ。

ちょっとおもしろいような気がするけど、爆笑することかな?

妻の日記より

だんだんと妊婦らしい体型になってきたなあと思い始めた頃、お腹自体がぐんと横に広がった影響で、おへそも横に広がって、それまでは見えなかったおへその底が見えるようになってしまった。大きくなったおへそには、指がすっぽり入った。

そして今日、いよいよ腰痛が出るほどのお腹を抱えた私は、ボコッボコッと響く胎動を感じながら、テレビを横目にぼんやりお腹を撫でていた。ちょっと前まで、ポコ……ポコ……と可愛らしい胎動だったのに、今はもう思いきりグーでパンチしてるんじゃないかと思うくらいの振動がある。

その時ふと、おへそに指が入らなくなっていることに気づく。慌てて鏡を見ると、おへそがピッタリ閉じていた。横に拡大する期間が終わり、今度はお腹が前にせり出したので、おへその深さが無くなったのだ。

キュッと閉じたおへそが面白くて、夫に「おへそが閉じちゃったんだけど!」と見せに行ったら夫もウケていた。

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斎藤充博
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