妊娠日記のおまけ

2月からずっと更新していた『おれとつまの妊娠日記』。無事にまるが生まれて、妻も家に帰ってきて、終了しました。

それにしても本当に長かった! 書いていても長かったのですが、読んでいる方はもっと長かったんじゃないでしょうか……。

きわめて個人的で、平凡な妊娠の記録をここまで読んでくれたみなさま、本当にありがとうございます。

さて、この日記を読んでくれた人はこんなことを思ったんじゃないでしょうか。

「日記をたまに書いている『妻』は妙に文章がうまくないか?」

そうなんです。妻は文章がうまい。僕はいちおうライターや編集の仕事をして生計を立てているんですが、そんな僕から見ても妻は文章がうまい。

それはこの日記を書くずっと前から感じていたことで、僕は妻がある程度まとまった文章を書いてくれないかな、とずっと思っていました。

……そんなある日のこと。

「小説書いたから読んでみてよ」

妻は不妊治療をしていました。産婦人科って、予約を取っていっても、すごく待たされるらしいのです。

妻はその待ち時間がすごくヒマだったので、スマホで3000字ほどの小説を書きました。

文章がうまいのは知っていますが、小説とは……?

あまり期待しないで読んでみたら、文体に味があって、短い文字数にもかかわらずオチもついていて、おもしろい。

「おもしろいから、もっともっと書きなよ。今度は長く書いてさ、賞に応募しよう」

そう言ってみたら、妻はやる気を出して、どんどん書いていきました。そんな小説のひとつを、いまからnoteの機能を使って販売してみたいと思います。

タイトルは『怪人カードのミラー男』。集英社で公募されていた「ジャンプ小説新人賞」のテーマ部門に応募したものです。

この時のテーマは「バディもの」でした。ジャンプの賞ということで、マンガ原作にもなりそうなストーリーを意識しています。

残念ながら賞は落ちてしまったのですが、僕は読んでみてかなり面白いと思いました。

妊娠と出産をがんばって、そして最後まで日記を書き続けた妻のねぎらいも兼ねて、購入してもらえたらうれしいです。

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32,951字 / 1ファイル

¥ 500

サポートしていただけたら妻においしい果物を買ってきます。