2021年6月30日母子手帳が発行される

妊娠7週1日

病院に検診に行く。おれも付いていく。病院には居場所がないので、また切り株に座る。

病院から出てきた妻はパアアアっという感じで明るかった。まるはきわめて順調に育っているそう。まるの心臓が動いているということで、役所で母子手帳が発行された。これで妻もおおやけに認められた妊婦だ。

病院の帰り道、妻がワンピースが欲しい、というのでユニクロに行く。子供服もついでにみる。どれもかわいいし、安い。ウチの子どもは全部ユニクロで十分です。

実家に妊娠報告の電話する。母が「もう私は孫の顔は見れないものかと思っていた」と言って泣いていた。父は電話に出なかった。これは妊娠に対してよろこびすぎて、しゃべれないほど泣いていたようだ。

「おめでとう」と言われるが、ピンとこない。めでたいのは間違いないのだが、当人達はそれどころでないのだ。考えることが多すぎる。

妻の日記より

心拍を確認した。エコー画像の中で、小さな勾玉みたいなものがピコピコ動いていた。大きさは6ミリらしい。小さすぎてウケてしまうが、妊娠7週でこの大きさは平均的で順調とのことだった。

今日はつわりが軽かったので、二人でパスタを食べて帰った。

近頃は肉や魚があまり食べられず、豆腐、トマト、ゼリーばかり食べている。空腹になると吐き気がしてくるので、仕事中はこっそりと蒟蒻畑を食べてしのいでいる。お弁当の臭いがダメになり、昼食は冷たいおにぎりとゆで卵とゼリーを持っていく。

その他、苦手な臭いはニンニク、油、カレーなど。台所に入るときはアロマの香りをつけたマスクをしている。つわりのピークは8週からだと聞くが、これ以上酷くなったらかなり厳しいなあと思う。

母子手帳ケースとエコー写真を入れるアルバム、レモン味のゼリーとタブレットをアマゾンで注文した。妊娠報告の電話をした。

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斎藤充博
サポートしていただけたら妻においしい果物を買ってきます。