福島哀愁・詩の朗読は合成音です「東日本大震災から10年」

10年前の合成音は言葉が不自然ですが歌詞も紹介します。
中学時代の文通相手が、いわき市に住んでました。身近な友達が災害に遭った思いは今もあります。
「東北地方太平洋沖地震」と呼ばれてたころ作ってます。
2011年3月11日。当日にサビ部分を呟きました。そして何日かで完成です。
まだ会えない人へ 東日本大震災から7日目の詩
まだ会えない人(福島哀愁):作詞・うえ間はる(春緒うるま)

1 うつくし山に キビタキがさえずる
  便りをくれた人の 大地が震えた
  溢れる水に
  カモメはどこへ行った メヒカリもどこへ去った
  ああ 崩れた台地に雪が降る
  ネモトシャクナゲが 咲くには早い

  うつくし里の 便りをくれた人は いまどこに
  まだ会えない人の 安らぎを願う
  もう会えない人の 安らかな眠り 祈る

2 うつくし空が ケヤキ越しに見える
  佇み暮れ行く町 大気が濁った
  溢れる思い
  ツツジが好きと言った クロマツの写真見せた
  ああ 暮れ行く町にも雪が降る
  うつくし心で 待つのは春か

  うつくし海の 試練を受けた人は いまどこに
  まだ会えない人の 安らぎを願う
  もう会えない人の 安らかな眠り 祈る
3 ……
  うつくし里の 便りをくれた人は いまどこに
  まだ会えない人の 安らぎを願う
  もう会えない人の 安らかな眠り 祈る

福島県 県木 ケヤキ。県花 ネモトシャクナゲ。県鳥 キビタキ。
いわき市 市木 クロマツ。市花 ツツジ。市鳥 カモメ。市魚 メヒカリ(アオメエソ)。

 詩の朗読はアメリカでポエトリーリーディングとか
スポークンワードと呼ばれてます。誰でも気軽にできる
自己表現として詩を作る私たちが待っていた方法です。
 ただ、語り(セリフ)が多い歌は昭和時代からありました。
歌詞としての自由詩もあるわけですね。

「荷物を持ってあげても 心は 軽くならないかも 知れない だけれど  あなたの心の声を いつまでも聞いて いるからね」  あなたの「何かの」役にたったなら 幸せです  気軽に利用できるように どこか片隅に置いといてください 私はティッシュペーパー 作詩・うえ間はる