意味について
こうして生きているわけだが、生きていることについて本当は意味なんて無い。意味があると思っているものは幻想。違うだろうか。無から生まれ、死ぬために生まれ、またやがて無にかえる。そこに意味はない。意味があると思うからつらくなるのではないのか。死は救いになりうると思っている。生きていることの方が異常。間違っているだろうか。真理は死の側にあるとシモーヌヴェイユが言っていた気がするが同感だ。生きているから生きているだけであり、それ以上でも以下でもない。死んでないから生きているだけに過ぎない。けれども生きていることに飽きて厭きて嫌になって、生きることが怖くなる。二階堂さんが生きていたら、と思うときがある。けれどもあれ以上、生きれない。生きろという方が酷だ。毒の花の君よ。あなたの脳みそを貫くための銃弾を間接的にではなく直接的にする役割を担う予定だったかもしれないが私はまだ、とはいえまだ、墜落するつもりはなかったのだ。滑稽だろう。君の魂は解放されたのだ、永遠に自由になったのだ。祝福。
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