子育てと仕事について

「これがジタハラってやつかと最近思う」と旦那は言った。
時短ハラスメント。
時短になったにも関わらず業務量は増え、残業はできず、結果家で仕事をしている。
給料は下げるが、仕事は増やす、そんな会社にだけ都合の良いことがあってたまるかと私は憤慨した。

シフトの融通を利かせてもらっている弱みはあるが、その分は給料が下がることで打ち消されていると思う。
業務量が増えるのは全く別問題だ。
家で仕事するからせめてその分給料出してくれ。

一方私は産休と育休を経て職場復帰した。
同僚も後輩も昇進していた。
上司曰く、復帰後の私の頑張りは認めるけど、私が休んでいた一年近くの間他の人は頑張っていた事実もあるから、らしい。
同僚や後輩の昇進については素直に嬉しかったが、果たして私はただ休んでいたせいだけで昇進できなかったのだろうか、と疑問に思った。

周りを見ても、次の世代には同じ思いをさせてたまるかと思うことがゴロゴロ転がっている。
人類はずっと妊娠出産を繰り返してきたと言うのに、社会は移り変わり、その変容にはついていけないらしい。
なぜついていけないのか。

先日、独身貴族の同僚が「明日は遅番だから昼まで寝れるし」と話していた。
その日私は遅番で朝5時から起きていて出勤前に全力で家事をこなして23時過ぎに帰宅してもやらなければいけない家事があった。

子持ちの人と、子持ちでない人は、一生分かり合えないんだろうなと思う。
どっちが偉いとかそう言う話じゃなくて、ほぼ別の生き物に近い。

私がかつて子持ちじゃなかったからこそ、そう思う。
そして子を持った今はもう元には戻れないのだ。

意見の食い違いは当然あると思う。
全てを子持ちベースで考えるのもそれはそれでハラスメントになると思う。
でも、せめて、妥協点まで辿り着きたい…

悲しんでいるだけでは何も変わらない。
動かねば。

有料記事を出すのはやめました。代わりに募金スタイルに。いつか本を出版したいけど1000冊で100万くらいかかるってマジ?