自然にやろう、と思っている時点で多分自然じゃない
揺れるバナナの葉っぱを見ていて
思いました。
自然にやろう、
と思っている時点で多分自然じゃない。
風に吹かれ、太陽に照らされ、
雨に振られつつ、
それらは必要な栄養で、
その中で螺旋を描きながら
前へ上へ向かっている。
(アレクサンダーテクニークそのもの!)
人の構造もそう。
人の体に直線はなくて、曲線。
全体も螺旋を描いている。
それに沿った動きをしない時に
痛みや不調を感じる。
『人は円でできている。
指も丸く、
その指で触れる楽器も丸い。
丸から生まれるのは、また丸。』
と
恩師・有賀誠門先生
(東京藝術大学名誉教授)
の言葉を思い出した。
『顔とか性格とか色々いうけど、
聲のいい男と付き合いなさい。
全て聲に出るから、よく聞いて。
聲は嘘をつけない。
そして、
おっ、と思ったらすぐ
追いかけなさい。』
当時、
女子高生の私に教えてくれた
〝歩く音楽〟有賀誠門先生。
ピアノも歌も、打楽器も
この丸いヒトがするものだから
みんな本質は同じ。
本当にそうなのかな?
を探求し続けた
10代終わり〜20代終わり
でした。
今日はなんか気分が乗らない、
他に心配していることがある、
体が疲れている。
自分のその状況を
知っていること自体が
大事なポイント。
これ自体がダメとか良いなどの
仕分けをしているのは
他でもない、自分。
まずは、その仕分けではなく
現状把握、観察をしましょう。
なぜなら
現状把握があってはじめて
『では、どうする?』
が生まれるからです。
建設的なレッスンの
入り口はここにあります。
ちなみに
その現状把握がないうちに
・といってもこういうものでしょ?
で動くと、
自分も周りも疲れる方向に
向かいます。
それは教育ではなく、洗脳。
音楽教室でのレッスンも、
コミュニケーションだから
同じこと。
と私は考えています。
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