見た目に騙されない政治家の選び方
衆院選は明日が投票日てす。選挙や投票に関わられている方、本当にお疲れさまでございます。
今日のタイトル、完全に「お前が言うな」案件ですが、都市部在住、典型的な不偏不党の私が、政治に関心を持つ1人として【これまでどんな基準で投票先を決めていたのか】についてお話ししていきます。
みなさんは自分の地元の政治家を知っていますか?おそらく、ご高齢の方が多い地方はまだしも人の入れ替わりが多い都市部では、地元選出の議員の名前を知らない人がほとんどです。
朝の駅立ちや辻立ちでなんとなく存在は知っているものの、話したことがある人なんてごく一部だと思うし、日常生活を何不自由なく送っている人が議員に相談をすることなんてめったにありません。私の周りではシングルマザーになったとか、激戦区の保活のアドバイスをもらうために同世代の女性議員にコンタクトを取るくらいでしょうか?あとは友達の親御さんが議員で何となく知ってるから、というパターンもあります。
そのくらい地元の政治家ってこちらからアプローチをかけていかないと直接接することは少ないです。しかも選挙の時の姿はよく言えば【戦略的なもの】、悪く言えば【よそ行き】です。でも私たちにとって政治家を知る手段って、やっぱり見た目をはじめとしたなんとなくその人から感じる【雰囲気】がきっかけになることがとても多いんですよね。
そして私の仕事であるイメージコンサルタントは、その【見た目の参謀】であり、候補者本人に興味を持ってもらう人の間口を広げたり、既存の支援者に向けての印象や政治家同士の関係を円滑にするのが主なゴールです。そんな仕事をしている私が、選挙中の政治家はよそ行きである、という前提を踏まえて、投票先を決めるための基準をメモ程度に書いてみようと思います。
これは、あくまでも30代、ワーキングマザーの私が投票先を選ぶ補助的な基準です(1番は政策を比較して選ぶこと)。投票先をなかなか決められないという人は以下の軸を新たに加えて候補者を見てみると、発見があるかもしれません。
①SNS更新の頻度
このデジタル社会において、政治家と有権者を繋ぐリソースのうちSNSは大きな割合を占めるようになりました。アカウントをきちんと取得し、なおかつそれがきちんと定期的に更新されているかを見てみましょう。前回の選挙時から更新がされていなかったり、そもそも発信ツールであるSNSアカウントを持っていない人は、政治の世界で決まったことを有権者に知らせるという責務を果たせていないとみなしても構わないと思います。
②有名人と写っている写真の割合
これ、地味に大事な視点だと思います。確かに政治家ってつながりが大切なお仕事ではあるけれど、HPに掲載されている写真が全て誰もが知っている大物政治家とのツーショット写真だったら要注意だと個人的に考えています。私たちが知りたいのは候補者その人の政策や理念であり「この人と仲良しです」というアピールってそんなにいるのか…??起業家の世界では「俺こいつと繋がってるんだぜ」とアピールしてくる人からは大抵の場合何も得られないので、多分政治の世界でもそれはおんなじです。うん。間違いありません(確信)。
③プロフィール写真がずっと更新されていない
気持ちはわかるんです。選挙前って忙しいから。でも、何十年も前のプロフィール写真をそのまま使い続けている人もたまにいます。写真と実物との乖離について、有権者はかなり厳しい目線を持っていることも事実です。特に新規の層にアピールしたいならここは尚更計画的に、嘘偽りのないリアルタイムな自分を打ち出して欲しいなーと思うのです。
私がしているイメージコンサルタントの仕事は「米国政治」に端を発したものであり、候補者のなりたいイメージを緻密に分析し、それを確実に具体化できるように服装や表情、立ち居振る舞いをサポートします。政治家って、選挙に落ちればただの人であることは間違えないし、地元の意見を国に届け、要望を実現することもできません。ゆえにみんな選挙は必死なのです。
1番良いのは自分と同じ方向を向いている候補者に投票することだと思いますが、なかなか一人ひとりの政策を吟味して比較することって、毎日一生懸命何かに追われている私たちには難しいんですね。ただ、今は政策の比較サイトもたくさんあるので、ぜひ真剣に候補者を【選ぶ】ということをやってみることをおすすめします。いろいろなところで既に聞いているかもしれませんが、投票しないと本当にもったいない、というかもう政治に文句は言えないと思います。
政治に関わるお仕事をしている私としては、今回の選挙をきっかけに多くの人が政治の大切さに気づけばよいなと思います。私も明日、一票投じてきます!