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歩くスピードを合わせる

私は歩くスピードが速め。
家族や周りの友達も、体育会系で歩くのが速い人が多かった。
なのでいつも移動は早歩き気味だ。

しかし

もっとゆっくり歩いてもいい

と最近気づかされた。

ひとり旅で訪れたチュニジアでは、最初いつも通り早歩きで過ごしていた。
観光客の少ないラマダン中、アジア人女性一人で歩いていると、まちでかなり目立つためか、ひたすら声をかけ続けられる。

「Bonjour」「こんにちは」「ニーハオ」「Japon」「Chine」
(挨拶はいいが、国を呼び捨てにされるのはあまりいい気持ちがしない。私は国じゃないし…)

そんなチュニジアで、4日目あたりだろうか、
砂漠地帯の町中を歩いている際に、

現地の人の歩くスピードが非常にゆっくりだということに気が付いた。

みんなすり足のごとく、小さな歩幅で静かに歩く。
もちろん腕なんて振らない。
足も全体ではなく一部だけを動かす歩き方だ。

私もさっそくマネしてみた。
とにかくエネルギーを使わない。
だから、暑い日差しの中でも気持ちよく歩ける。
「意外といいかも」と思い、続けてみた。

チュニジア旅の終盤になると、気のせいか、
ゆっくり歩いてると声をかけられる回数が減ったような気がした。

チュニジアの雰囲気に染まったのだろうか。
もしそうだったらすごくうれしい。

そして、これから、新しい土地に行ったときは、
まずは街中を歩く人の歩くスピードをよく観察してみようと思った。
歩調を合わせるとより現地になじみやすくなるのではないだろうか。


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