WWOOFing 成長編
フランスのド田舎でWWOOFingを始めてから1ヶ月が経つ。
WWOOFingというと、農業が多いが、ここはなんと牡蠣の養殖場だ。
最初は3週間の滞在だったが、
部屋や人員に空きがあったことから、
だらだらと延長し、合計5週間滞在した。
なにより、ここの人々が大好きだし、おいしいご飯ときれいな景色と面白い仕事があるので、毎日本当に飽きないのだ。
フランス人たちと1ヶ月働き、暮らして感じる自分の変化について書こうと思う。
1. ビズに慣れてきた
フランスはやっぱりビズ(ほっぺとほっぺを合わせて音を立てながらするキス)の国だった。みんなビズ!朝顔を合わせたらビズ。お別れ前にビズ。場合によっては口でも言う。「Bonne nuit 〜!ビズ!」
最初は左右どちらから顔を合わせたら良いのか分からず戸惑ったが、慣れてくるもので、自然とできるようになった。
今でも、状況によってはビズをした方がいいのか分からない時があるので、
私は相手が求めて来たら、ビズをするようにしている。ビズ文化がない日本人だから仕方がないということにして…。
そして、かなりの頻度で、おばちゃんたちからは、本当に頬にキスされる。たぶん子どもだと思われてるのかな…?
2. 語彙が少しずつ増えている?
周りのフランス語ネイティブのおかげで、少しずつ語彙が増えている気がする。特に野菜の語彙!
ここでは冷蔵庫にある食材を使って、みんなのご飯を用意していたので、いろんな野菜の名前を覚えた。
3.フランス語ことわざに興味を持った
大好きな仏語ことわざ「Petit à petit l’oiseau fait son nid 」をはじめ、
「L’apetit vient en mangeant」など、食に関することわざも沢山学んだ。歌と同様に、ことわざも、フランス語を楽しく学ぶのにぴったりなのではないだろうか!
4.料理が本当に楽しい
この家では、手が空いている人が料理することが多く、私もよく料理をした。とにかくキッチンが広く、作業台も十分あるので、複数人でも料理がしやすい。そして、毎週知り合いの農家から買ってくる種類豊富な旬の野菜、パン、スパイス、調味料が沢山あり、世界各国大体の料理を作ることができる。
私も、ルバーブタルト、キッシュ、ガスパチョ、寿司、焼きおにぎり、みそ汁、カレー、ビリヤニと、バラエティー豊富な料理に挑戦した。
さらに、椅子やカウンター、コーヒーマシーンもあるので、休憩時間は自然とみんなキッチンへ集まってくる。
食を大切にした暮らしは、広くて、家の中心に位置するキッチンが一番重要なのではないだろうか。
5.朝起きるのが遅くなった
私は夜が弱くて、朝が強い、早起きマン。
しかし、ここは、夜9時までレストランの営業があり、夕食はそのあと。
夜10時を超えてから食べ始めることも多く、寝るのは11時や12時。
当然食べたばかりに寝ようとしても寝つきが悪く、朝も起きれず、毎日8時ぐらいに起きていた。
夜はお腹が空いていても、9時頃には一度眠気がきてしまうので、とてもつらかった…。この生活リズムには、あまり対応できなかった(体が…)
6.分からない言葉はフランス語で解決しようとするようになった
周りはみんなフランス語ネイティブ!この機会を逃すまいと、勉強中に出てきた、意味の分からない単語を聞いてみたり、会話中に「それどういう意味?」と聞いたりすることができるようになった。
また、「à pied とen vélo、前置詞の違いってなに?」や、
「Voilà とTienってどういう時に使ってるの?」等、テキストには載っていない疑問を、フランス語で投げかけ、使用例とともに、フランス語で教えてもらった!
とっても良い機会である。
素敵な人たちに囲まれ、楽しく5週間を過ごした。
仕事内容はまた今度。À bientôt !