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マスクから思ったこと

実は下書きばかりたまっていってしまっているので、
最新の下書きから公開していこうと思う。

9月はじめに大きめのお祭りに参加した。
私にとっては久しぶりの大人数のイベント。
6月にコロナに感染してからは、コロナ感染への恐怖感というか
あ、やっぱり本当にうつるんだという実感があって
しかも、密の状態ではうつりやすいことを実感したので
(感染は職場内で、個人では防ぎようがなかったものだった)
しっかりとマスクをして出かけた。

場内では、あまり人が密集して売るようなところには近づかず、
マスクもずっとしていた。
とにかくキョロキョロ、密じゃないところを探して、そういうところに行こう、気を付けよう!という気持ちがとても働いていた。
この気を付ける行動自体はとても大事だと思うが、
これをやっているとかなり疲れる。
しかも、祭りの楽しさが半減。集中などできないからだ。

そんな時、ノーマスクでニコニコととっても楽しそうな若い女性を発見。
すごくびっくりした。会場内はマスクが義務付けられたイベントだったから。だけどそんなことよりも、うらやましい。マスクしてなくても、あんなに堂々とお祭りを楽しんでいる彼女がうらやましい。そう思った。恐怖心などみじんも無いという感じでマスクなしで笑っている。すごい衝撃だった。

さすがにマナー的にも、彼女はマスクは持っていて人と話をするときにはつけていた(おそらく相手のために。彼女自身が感染をおそれているような様子は全くなかった。)話をしたわけではなくちょっと見た程度なので本当は彼女がどう思っているのかなんて全く分からないが私にはそう見えた。

もちろん、会場内の決まりは守った方がいいとは思うし、感染予防としてマスクが有効なことは身をもって知っている。だから、私はこれからもマスクをつける。
だけど、ノーマスクでニコニコ楽しむ彼女の姿を見た私の気持ちは「ちゃんとマスクつけてよ」ではなく、「あんな風に楽しみたい、うらやましい!」だった。これは気持ちの問題。コロナ感染を恐れるあまりその場を楽しめなくなってしまっては、せっかくそこに行った意味がない。そう思った。そのあとも、頭の中を完全に切り替えることは難しかったが、私のひとつの目標ができた。怖がりすぎずその場を楽しむこと。もちろん、マスクは有効だし大切ということは強調したい。

楽しむことを忘れちゃだめだよ!
と言われているような気がした出来事だった。


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