コロナ病床で介護に従事。閉鎖された空間で感じたもどかしさとやりがいと。
2022年。どの職業を生きている人でも、少なからず悩み、戦い、もがいた一年ではなかっただろうか。私は、主に高齢者を受け入れている急性期の病院の中で、一般床及びコロナ陽性者が入院している病床にて、看護助手兼介護福祉士としてこの2022年をただひたすらに走った。正直、悩む暇も無いまま目の前の業務をこなしていくことで精一杯だったと言ったほうがしっくりくる。高齢者施設で次々と起こるクラスター。施設では隔離が困難な高齢者がひっきりなしに運ばれてきた。終わりの見えない、アンカーが居ない、