記事一覧
仮題名 枯れ木はキスがお上手
人物
九鬼霞 九鬼家最強の女剣士。神様からある神通力を授かっている。
有馬春之助 有馬家の嫡男。家出をして女形役者になった。
如月静香 春之助の許婚。
有馬左近 春之助の父親。
雛菊 霞の従者
撫子 霞の従者。
曽我重太郎 剣の天才。大目付の佐森様配下。
会津藩・有馬剣術道場。
板の
郭公(ほととぎす)の伝言
登場人物
日柳(くさなぎ)燕石(えんせき) 金比羅の侠客・勤王派・詩人
高杉晋作 長州の勤王の志士
高洲久子(お久) 燕石の下女・元野山獄女囚
おのう 高杉の妾・下関の芸者
坂手十左衛門 高松藩町奉行
竹庵 医者
長府藩士
坂手の手下
慶応元年(一八六五年)夜。四国、讃岐
闇夜を高杉とお
情けかければ苦労あり、その先に幸あり
配役
与次郎 元侍で八右衛門長屋住まい
お登世 与次郎の母
文治 日本橋堀江町の御用聞き
お仲 長屋の住人
秀治 長屋の住人、お仲の父 舂米屋の職人
六兵衛 長屋の住人 左官屋
寅蔵 長屋の住人 棒手振り職人
弥助 文治の手下
魂の送り人 夏喜一時庵
登場人物
夏喜 一時庵の店主で魂の送り人。
達吉 やくざ。
新之助 材木問屋の跡取り。
ダキ 夏木の右腕。人間ではない。
佐吉 呉服屋の三番番頭。
澄香 達吉の元婚約者。今は宿場女郎。
第一幕
暗転の中、まず聞こえてきたのは轟音だった。
たぶん濁流の音だろう。
それが途切れて静かになるころ、闇の中