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エンジンをかけたまま停車する。
この中から出たくない。小刻みな揺れが僕にはゆりかごのように感じられる。
外への意識が強すぎる時は完全に鬱である。
外への意識が強すぎるからこそ、文が書けない、ノートを更新しなくなる。無駄に気になるからだ。外への意識、それは自分が外に伝えようとする意識。外に向ける、周囲の人を見る。
自分から脱さなければならない。自分という言葉を使わない。
とか言いながら少し軽くなる。
気持ちが軽くなった!今この瞬間に戻ってきた感覚が少しある。まだ頭はぐらぐらするが。
今をやっていくしかない。
鬱なのは暇だからだ。暇じゃないのに。
暇なのでは無く、やらなければならないが後回しになっているだけ。
ただ、そこから目を背け、暇になる。
体が暇を求める。考えたくないのだ。動きを止め、楽になりたい。僕はその楽な状態を長らく経験しているので、体はそれを覚えている。
蜜の味。
ある種の麻薬中毒。
死ぬまで続くリハビリである。
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