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いとこの父親は、数年前、豊田市でブラジル人の男に窃盗にあった。その際頭を殴られ脳を負傷。前頭葉をやられてしまい、現在は障害者施設にいる。
その後、離婚。奥さんは現在新たなパートナーと旅行中。
見舞いにはいとこ含めてほとんど誰もこず、唯一見舞いに行くのは私の祖母だけで、理由もお金のやり取りのために。
と、今日祖母から聞かされる。話の終わりに、生きるって大変よと呟く。
祖母といとこの父親は血が繋がってはいない。奥さんには、奥さんなりの理屈があった。
被害者である旦那は、以前より酒癖が悪かった。だから悪いと、旦那と離婚。祖母はその理屈に納得していた。そこには親子の繋がりがあるからだ。旦那が不憫でならない。左半身麻痺と知的、言語障害を患い一生そのまま過ごしていく。息子であるいとこも見舞いには行ってないという。愛はどこだ。親の問題は子に受け継がれる、因果があるよと、祖母。
目を逸らしてはいけない。自分の中にある因果を見つけ受け入れ生きていく。4月からの4ヶ月、そんな時間だった。関わらなくていい。でも断ち切れない。だから断ち切ろうとしなくていい、ただ自分だけが勝手に動いていけばいい。出ていけと言われたり、見捨てるのかと言われたり、めんどくさい母ではあるが、そんな彼女に役職を与えてみた。一人暮らししたら、家に掃除洗濯しにきてよ。少し微笑み、嫌だといった。
自分なりに関係性を変容させていく。

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