2023年4月以降、新潟県の建設業許可手続き処理状況について 遅くなったって本当ですか?

2023年4月より前、新潟県では各地にある地域振興局内の窓口で建設業許可書類の確認を行っていました。2023年4月以降は県庁に書類を郵送し、県庁で一括して確認を行うようになりました。

これまで各地の窓口で処理していた量を2023年6月現在は8人の職員の方で処理しているそうです。これまでの提出窓口の数の合計数より少ない人数なので、確認に時間がかかるだろうなと思っていましたが、案の定、以前より確認に時間がかかるようになっています。行政書士仲間に聞いても、以前より遅くなったという声が圧倒的多数です。

ただ、実際のところ許可が出るまでの日数については以前とあまり変わらないと考えてよさそうです。

処理は遅れているのになぜ変わらないと言えるのか?これまでは各地の窓口で確認した書類を県庁に送っていたのですが、その日確認した書類をその日のうちに県庁に送っていたかというとそんなことはなく、あらかじめ決まった搬入日に県庁に送っていたと思われます。

ある窓口では書類を提出して1週間弱経ってもまだその窓口に書類があったということもありました。

このため書類の確認は早く終わっても、県庁に送られるまでの間、処理はストップしています。それに対し、現在は書類の確認に時間はかかるものの確認した後の搬入作業がないため確認が終わりさえすれば、後はロスがありません。このため許可を申請してから許可が出るまでの日数はトータルであまり差がないのです。

さらにこれまでは許可証が出来上がった後、県庁から各地の窓口に発送していましたが、現在は県庁から申請者にダイレクトに許可証が送付されてくるためこの部分でもロスがありません。

そんなわけでトータルで考えれば、許可証を入手できるまでの日数は以前とそれほど変わりません

上の話は書類に大きなミスがないことが前提です

許可が出るまでの日数は以前とそれほど変わらないと書きましたが、これはあくまで提出した書類に大きなミスがないことが前提です。確認までに時間がかかった後、大きな修正や書類に不備があれば、そこからさらに時間がかかります。これまでであれば、窓口ですぐにミスや足りない書類を教えてもらえましたが、今はすぐにはわかりません。書類を送った後、1週間ほど経ってから、修正や足りない書類の提出を求められることになるのです。

書類作成に不慣れな方の中には、対面で直接教えてもらうこともできず、不便になったと感じている方もいらっしゃると思います。

スムーズに今すぐ許可を取りたい方にとっては、以前より建設業許可専門の行政書士に相談・依頼する費用対効果が上がっているのではないかと考えております。

新潟県の建設業許可でお困りの方は、ぜひ齋藤行政書士事務所に一度ご相談ください。


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