建設業者さんの身近なパートナー 齋藤聡(行政書士、社労士)

新潟県胎内市にて、建設業許可の取得、維持管理、公共工事への新規参入サポートなどを行っています。新潟県での、新規の建設業許可申請数は、10年連続No1。これから建設業許可を取りたい方向けに役立つ情報を発信していきます。 お問い合わせ先 0254-20-7986

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マガジン

  • 公共工事成功へのステップ

    公共工事への新規参入を目指す建設業者のためのマガジンです。このマガジンでは、入札に参加するための基礎知識から、具体的な手続きや法的要件の解説、そして違法な状態にならないための注意点まで、実践的なアドバイスを提供します。公共工事の入札に参加するための準備を徹底的にサポートします。あなたの会社が入札の土俵に乗るための道筋をわかりやすくガイドし、成功への第一歩を踏み出すお手伝いをします。ぜひ、このマガジンを活用して、公共工事の世界に新たな一歩を踏み出しましょう!

  • 建設業許可の取り方

    これから建設業許可を取りたい方に、取り方のコツをプロが教えます。

最近の記事

AIの進化と建設業界の未来

こんにちは、齋藤行政書士事務所の齋藤聡です。最近、「行政書士の仕事はAIでなくなるのでは?」という声をよく耳にします。確かに私たちの仕事は今後間違いなく影響を受けると思いますが、これは世間一般でAIの影響を受ける言われている業界に限った話ではないと思っているんです。AIの進化が影響するのは私たちの業界だけではなく、全ての業界に共通する課題です。工事をするためにはどうしても人が作業しなければいけない建設業界も無関係ではありません。なぜそう思うのか、私の話を聞いてください。 例

    • 経営事項審査(経審)の点数を上げるための基本戦略

      経営事項審査(経審)の点数を上げることは、公共工事の入札において競争力を高めるために不可欠です。これまで何も対策を講じてこなかった企業にであれば、点数を大幅に上げる余地があったりしますが、既にある程度対策をしてきた企業にとっては、さらなる点数の上昇が難しくなりがちです。絞った雑巾をさらに絞るのは大変ですよね。 以下に、経審の点数を効果的に上げるための基本的な方法と、具体的な対策をまとめましたので、これまで経審を自社でやってきたが他に点数を上げる方法がないかとお探しの方は見逃

      • 経審の点数は高い方が良いですか?

        経営事項審査(以下、経審)は、建設業者が公共工事の入札に参加するために必要な評価制度です。この審査の点数は、確かに高いほど入札で有利になることが多いですが、実際には高得点を無理に目指す必要がない場合もあります。この記事では、経審の点数が高ければ高いほど良いのかについて考察し、適切な点数を目指すべき理由を探っていきます。 経審の概要経審は、建設業者の技術力や財務状況、過去の実績などを総合的に評価し、点数化する制度です。この点数は、公共工事の入札において重要な指標となります。高

        • 知っておきたい入札用語:実績要件

          公共工事の入札に参加するためには、いくつかの重要な資格要件を満たす必要がありますが、その中でも特に注意したいのが「実績要件」です。実績要件とは、企業が過去にどのような工事を実施してきたかその実績が問われます。本記事では、実績要件の概要、適用理由、そして企業が実績要件を満たすために注意すべき点について詳しく解説します。 実績要件の概要実績要件とは、公共工事の入札に参加する企業が、過去に一定の工事実績を持っていることを示す要件です。具体的には、以下のような条件が含まれます。

        マガジン

        • 公共工事成功へのステップ
          14本
        • 建設業許可の取り方
          5本

        記事

          知っておきたい入札用語:地域要件

          公共工事の一般競争入札に参加するためには、さまざまな資格要件を満たす必要があります。その中でも特に重要な要素の一つが「地域要件」です。本記事では、地域要件の概要、適用理由、そして建設会社が注意しなければならない点について詳しく解説します。 地域要件の概要地域要件とは、公共工事の入札において、特定の地域に拠点を有する企業のみが参加できるようにする制約のことです。この要件は、地方自治体や特定の公共機関が発注する工事においてよく見られます。地域要件の具体的な内容は、発注者や工事の

          内装工事業の許可はあるけど、外装(外壁)工事業の許可はないのですか?

          外装(外壁)の工事をやりたいが、どの許可を取ったらよいのかという質問をよく耳にします。内装工事業は許可がありますから、外装工事業の許可もありそうです。しかし、実は「外装工事業」という許可の種類は存在しません。では、外壁工事を行うためにはどのような許可が必要なのでしょうか?本記事では、外装工事としてよく挙がる屋根工事、塗装工事、防水工事、外壁工事に関する許可の種類と、その詳細について解説します。 屋根工事屋根工事を行うためには、「屋根工事業」の許可が必要です。これは、屋根の構

          内装工事業の許可はあるけど、外装(外壁)工事業の許可はないのですか?

          知っておきたい入札用語:入札参加資格審査申請

          各機関が発注する工事の入札に参加するには、入札参加資格の審査申請を行い、発注者ごとに参加資格業者として名簿に載る必要があります。入札参加資格の審査申請はとても大切な手続きですが、注意しておきたいことがありますのでご紹介します。 スケジュール管理には気を付けたい申請時期、必要書類などは発注者によって変わりますから、自分が入札に参加したい発注者のスケジュールを必ず押さえておく必要があります。入札参加資格は一度取得した後、永久に有効というわけではなく、建設工事の場合は多くの発注者

          知っておきたい入札用語:発注予定(発注見通し)

          工事の発注予定(発注見通し)は、発注者がその年度内において発注する予定の工事の概要を公告や指名の前に公表するものです。発注予定は、建設業界において非常に重要な情報であり、企業が今後のビジネス戦略を立てる際の指針となります。本記事では、発注予定の意義、発注者が公表する理由、そして企業がどのように活用できるかについて詳しく説明します。 発注予定の意義1. 公平で透明性のある競争の促進 発注予定は、発注者が事前に工事の発注計画を公開することで、公平で透明性のある競争を促進するこ

          知っておきたい入札用語:発注予定(発注見通し)

          知っておきたい入札用語:入札公告

          工事の入札公告は、公共工事の契約を希望する企業に対して発注者が行う公式な通知です。この公告には、工事の詳細や応募条件、締め切りなどが記載されており、入札に参加するためには欠かせない情報源です。これから入札に参加したい会社にとっては、入札に参加できるようになるためにはどうしたらよいのかを確認することができますから、入札公告が確認できるのであれば必ず目を通しておきたいです。 入札公告の目的入札公告の主な目的は、公正で透明性のある競争を促進することです。これにより、適切な価格で質

          知っておきたい入札用語:格付

          建設工事の入札において、格付け(ランク付け)は非常に重要な要素です。AランクとかBランクとか聞いたことあると思いますが、あれが格付です。格付によって、どの工事に入札できるかが決まるため、企業の受注機会や事業計画に大きな影響を与えます。この記事では、建設工事の格付が入札にどう影響するのか、そして格付がどのように決まるのかについて詳しく説明します。 1. 格付とは?格付けとは、建設業者の実績や能力に基づいて評価されるランク付けのことです。各発注機関(国、地方自治体、公的機関など

          知っておきたい入札用語:随意契約

          役所との契約は入札だけでなく、随意契約という入札とは違った形の契約方法もあります。災害時など緊急を要し、入札をやっている時間がない場合などでは随意契約という形が取られます。また、通常時でも建設工事であれば130万円が上限ですが、入札は行わず、複数の業者から見積もりを取り、契約を決めることができるようになっています。これを少額随意契約と言いますが、新規参入にあたってはこの少額随意契約も無視できない存在です。 少額随意契約の契約情報は外部からはよくわからないが…入札の場合、契約

          知っておきたい入札用語:予定価格と最低制限価格

          公共工事の入札において、「予定価格」と「最低制限価格」は重要な概念です。これらの価格設定は、入札の公正性と適正な工事品質を確保するために欠かせません。この記事では、それぞれの解説とこの二つをどのように入札の分析に使っていくのかをお伝えします。 予定価格とは?予定価格とは、発注者が工事の発注前に設定する、工事費用の見積もり額で、設定することが義務付けられています。発注者は工事の内容や規模、過去の実績、市場価格などを基に、適正な工事費用を算定し、この価格を予定価格として設定しま

          知っておきたい入札用語:予定価格と最低制限価格

          知っておきたい入札用語:一般競争入札と指名競争入札

          公共工事に新規参入するにあたり、工事を受注したい発注機関の傾向などを分析していくことが大切になってきます。ですが、分析の前に最低限の用語は知っておかないと十分な分析ができません。各発注機関の分析をする際に、これは知っておいた方が良いなと私が思う用語を紹介します。今回は一般競争入札と指名競争入札です。 一般競争入札とは?一般競争入札とは、特定の条件を満たすすべての業者が参加できる入札方式です。発注機関は公告を通じて広く参加者を募り、参加条件を満たす業者は誰でも入札に参加するこ

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          公共工事の発注者にはどんなところがあるのか?~そこからわかること~

          公共工事とは、国や地方公共団体、その他の公的機関が発注する工事を指し、主にインフラ整備や公共施設の建設を目的としています。これらの工事は、地域社会の発展や生活の質向上に寄与するものであり、その発注者は多岐にわたります。 これから公共工事に参入したい方は発注者と言えば、地元の市町村や都道府県が思い浮かんでくると思いますが、公共工事の発注者というのは皆さんが思っている以上にありまして、この記事では、公共工事の発注者について詳しく見ていきます。 公共工事の発注者以下に挙げるもの

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          公共工事の新規参入を成功させるための考え方とは?

          公共入札の甘くない現実を下の記事でご紹介しましたが、では、どうしたら公共工事への新規参入はうまくいくのでしょうか?成功させる確率を上げるための考え方をご紹介します。 目標を決めることから始めるまずは、どの発注者(県や市町村)の、どんな工種(土木や空調設備など)の、どのくらいの金額の工事をやりたいかを考えてみることをお勧めします。ただ、漠然と自治体の仕事をやりたいということでよく考えずに新規参入しようとすると↑の記事みたいなパターンに陥る可能性が高いです。 ですから、同じよ

          公共工事の新規参入を成功させるための考え方とは?

          公共工事新規参入の現実 これが失敗パターンです

          公共工事の入札に参加して、地元の自治体の工事を請け負いたいと考える建設業者さんは多いと思います。しかし、その道のりは決して平坦ではないです。入札参加までの流れを調べ、その手続きを進めても、現実には多くの壁に阻まれてしまい、失敗してしまうことが少ないでしょう。公共工事の新規参入でよく見られる失敗パターンを紹介しますので、これから入札に参入していきたい方はぜひ読んでいただき、失敗パターンを回避していただければと思います。 入札参加までの流れに沿って進めて行ったら…まず、公共工事

          公共工事新規参入の現実 これが失敗パターンです