こんにちは、齋藤行政書士事務所の齋藤聡です。最近、「行政書士の仕事はAIでなくなるのでは?」という声をよく耳にします。確かに私たちの仕事は今後間違いなく影響を受けると思いますが、これは世間一般でAIの影響を受ける言われている業界に限った話ではないと思っているんです。AIの進化が影響するのは私たちの業界だけではなく、全ての業界に共通する課題です。工事をするためにはどうしても人が作業しなければいけない建設業界も無関係ではありません。なぜそう思うのか、私の話を聞いてください。

例えば、将棋の世界では藤井聡太氏がAIを活用して驚異的な成果を上げています。彼はもともと才能に恵まれた棋士ですが、AIを使うことでさらに飛躍しました。このように、AIは単に仕事を奪う存在ではなく、もともと才能豊かな人のスピードを圧倒的に加速させるツールなのです。

これは建設業界にも当てはまります。優れた建設プロジェクトマネージャーや技術者がAIを活用することで、プロジェクトの効率化や品質向上を図ることができます。たとえば、建設現場でのドローンを使った測量や3Dモデルの作成、AIを用いたプロジェクト管理ツールなどがその一例です。これにより、施工の精度や安全性が飛躍的に向上し、コスト削減にも繋がります。

しかし、ここで重要なのは、AIを使いこなせるかどうかだけではなく、もともと優れた能力を持つ人々がAIを使うことでその能力がさらに加速されるという点です。つまり、我々凡人がAIをうまく使いこなせたとしても、圧倒的な天才の前では全く歯が立たないということが起こり得るのです。これが私たちが本当に恐れるべきことではないでしょうか。

このような状況を踏まえ、建設業界においてもAIの活用は避けて通れない道となりますが、それだけでは不十分です。AIを使いこなすためのスキルアップはもちろんのこと、個々の技術者やマネージャーの才能や能力をいかに引き出すかがますます重要になるでしょう。そして、まだ圧倒的な差がついていない黎明期の今だからこそ、積極的にAI技術に取り組み、他と差をつけ、できるだけ力を蓄えておくことで、来るべき脅威に備えることが必要です。

具体的には、次のような取り組みが考えられます。

  1. 継続的な学習と研修:AIや最新技術の活用方法を学ぶための研修やセミナーを定期的に開催し、社員全員が最新の知識を持つようにする。

  2. 才能の発掘と育成:社員一人ひとりの才能や強みを見極め、それを最大限に引き出すための個別のキャリアプランを策定する。

  3. AIとの協働環境の整備:AIを導入するだけでなく、実際に現場でどのように使うかを考え、AIと人間が協力して働ける環境を整える。

  4. 成功事例の共有:AIを活用して成功した事例を社内外で共有し、他のプロジェクトでも同様の成功が収められるようにする。

AIの進化は止められません。しかし、その進化を恐れるのではなく、どう活用するかを考えることで、私たちの仕事の質を向上させることができます。建設業界でも、AIをうまく使いこなし、自らの能力を最大限に引き出すことで、これからの競争に打ち勝っていくことができるでしょう。

私の事務所もAIをうまく活用し、建設業界の皆様のサポートをさらに強化していく所存です。AIの進化に立ち向かい、一緒に未来を切り開いていきましょう!

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