自分だけの知識を編むために
はじめまして!
アメリカの大学に2021年秋に入学したものです。現在は学部生の1年で社会学専攻予定という形になっています(おそらくこのまま社会学を専攻します。)。最初となるこの記事では軽い自己紹介とブログを書き始めるようになった経緯、今後の目標について書き記していきます。
自己紹介
日本の非インターナショナルの高校に通っていました。当時はディベート(日本語調査型と呼ばれる種類)、高校から資金をもらっての自主研究、いくかの論文コンテストへの応募、あとは少しばかりの委員会系の活動を中心に活動していました。暇な時間にすることといえば、まず風呂場をカラオケボックス代わりに使うくらいに歌うのが好きです。下手の横好きですが。あとはたつろうさんを始めとするあるある系のYouTuberが大好きでよく漁ってみてます。これも後述したりこのブログでも少し触れるテーマと響きあうところがあります。
ブログ開設の目的
1.自分の知識整理のため
吸収した知識を自ら体系化し直し、他の方にアクセス可能な形で形にすることはラーニングピラミッドLearning pyramidの頂点であり、学習した内容の定着に抜群に有効だと知られています(*1)。つまり、シンプルに本や論文を読んで「なるほどこういう議論があるのか」と認識するだけでは、自分の中に取り込めていないわけです。こと社会学はじめ社会科学は、特に研究職に最終的に進むわけではない場合、「誰が何をいった」という教科書的な、高校倫理的な学習ではなく、手にしたレンズで社会を見つめなおせる力が学習の本質だと考えます。そのためには知識が内部化され、血となり肉となることが肝要で、そこで自分なりの方法で得た知識を体系化しなおす、気づきを記す、批判的な検討を加えるといった作業が非常に重要になります。noteの執筆を通して、受動的な知識の消費者ではなく、能動的に知識を再編し、願わくは生産者となることを目指します。
2.社会学など社会科学に手軽にアクセスできるコンテンツ
1の効用の副産物として長期的に期待したいことが、社会学など社会科学に興味を持った人が気軽にアクセスして知的好奇心を刺激されるようなオンラインコンテンツをつくることです。自分が知る限りでは、社会学ではないオンラインコンテンツとして、哲学だとやや晦渋かつ専門的であるもののPhilosophy Guides(*2)、人文社会学にまたがる一般教養的なものとしてはリベラルアーツガイド(*3)があります。一方、社会学だがオンラインでないコンテンツとして、優れた社会学への入門書が何冊も出ています(*4)。そこで私は、ある程度体系化され、網羅的でありながら、特に自分の興味のある分野に関しては深堀されているような社会学のコンテンツを作りたいなと考えています。
3.学部生の社会学の学び合いの場をつくりたい
さらに、最終的には、学部生として社会学を学ぶ日本人が、より学びを深め、学びを通して繋がりあえるコミュニティを作りたいと考えています。具体的には、ゆるい輪読会をしたり、情報交換をしたり、それこそ2のコンテンツをみんなで作り上げたりできる場です。その超第一歩として、まずは自分が能動的に社会学に向き合うことから始めようと、noteを開設しました。