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やっぱり大腸がんでした⭐︎②(EMR手術の話)
前回の話!
①手術当日
看護師さんに連れられて、点滴棒をガラガラ引っ張りながら手術室へ。
いくらこのあと寝る気満々といえど、さすがに1μくらい緊張しました…!人生初手術なので…
と思ったら案内されたのはフツーの内視鏡室でした。もっと仰々しい感じかと思ったら、普通の町医者とあまり変わらず拍子抜け。こりゃ普通に寝られそうだ。よかったよかった。
リストバンドで本人確認された後、台の上に上がると、早速鎮痛剤注入!
入ってきた感覚がめっちゃよくわかる〜!もともと寝不足だったので、注入から数秒以内で完全に寝落ちしました。笑
次に目が覚めると……お部屋の布団の上…?
しかも手術着から、いつのまにか普通の病院パジャマに変身完了している。
時計を見ると既に14時頃。
ここでだいぶパニックになりましたが、ちょうど看護師さんが来てくれまして「え?!もう終わったんですか?!」と聞いてしまいました。
「無事終わりましたよー!」と看護師さん。
「ここまで来た記憶ないんですけど、ストレッチャーかなんかで運ばれてきたんですか?!」
矢継ぎ早に質問するわたし。
「いえ、車椅子で来ましたよ」笑顔の看護師さん。
車椅子?!?!乗った記憶一切ないんですけど?!?!
「車椅子ってわたしが自分で乗ったんですかね…?」
「はい、看護師2人で介助しましたが自分で乗りましたよ」
?????
怖い!記憶がないのに自分で車椅子に乗っただと?!
「てゆか記憶が一切何もないんですけど、変なこと言ってませんでしたか?!恥ずかしすぎてムリなんですけど!!!」
不安になって聞くわたし。
「いや!ありがとうございます/すみません/眠い、しか言ってませんでした!記憶がない状態でも他人を気遣う言葉が出てきてすごかったです!!」
ホントか?!?!この看護師さんが、わたしの尊厳を守るために言ってくれた作り話の可能性もあるけど、なにぶん記憶がないので真相はわからず……
もし暴れてたり叫んでたりしてたら本当に申し訳ない気持ちですが、そもそも暴れたり叫んだりする体力が元々ない貧弱人間なので、今回は看護師さんの言葉を都合よく信じようかと思います。。。
その後、夕方に執刀医が来て今回の結果を説明してくれました。
若干鎮静剤の抜け切ってない頭で聞いていましたが、概要はこんな感じ。
・ポリープは元々のものと合わせて2個あった。今回新たに発見された方もついでに取ったので、念のため病理に回す。まぁこれは多分良性なので心配無用。
・問題は先に見つかっていた10mmの方。だいぶ硬く、今回目視できる範囲では全て取り切ったが、奥まで根を張っている可能性がある。
・奥まで根を張っているか、表面に留まっているかは病理の結果待ち。可能性は五分五分で、見た目のみでは判断がつかない。表面に留まっていれば今回で治療終了だが、奥まで行っていたら大腸を一部切る。
・大腸を切るときの目印用に印をつけておいた。
↑これこれこれ!!
奥まで行ってる可能性は五分五分であると言いつつ、手術用にしっかり目印つけてるの、そこそこ不穏なフラグではないでしょうか?!
これに関するわたし&周囲の見解は、
①わたし本人:何もない人にわざわざ目印はつけないはず。よっておそらく黒。
②医学生の彼:万が一手術になった場合、再度内視鏡をして今回の手術位置を特定するのは手間。そのため今回、内視鏡のついでに保険をかけて目印をつけたと思われる。よって可能性は半々。
③母:そもそもこの病院には、町医者で対処できなかったある程度重症な人しか来ない。本当に何ともなさげな人以外、とりあえず全員に印をつけているのではないか。よって可能性は半々。
さて、一体誰が当たるのでしょうか…???結果は2週間後なので、答えはそれまでお預けです!わかったらまた記事書きますね。
回診終了後はすることもないのでひたすら寝ていました。
定時で検温しなければならないのですが、その時体温を測ると37.5度。
風邪の時はこのくらいの微熱があるとブルブル震えて寒くなりますが、今回は全く寒くない。謎〜!!ただ熱があるだけ…。
看護師さんに伝えたところ、手術後の炎症反応で熱が出ているそうです。38度くらいまでいった場合は問題だそうですが、微熱程度なら放置で問題ないということでした。勉強になりました。
夜になったら看護師さんが点滴を外しにきてくれました。
それにしてもおなかがすく。口からものが食べたい〜と思いながら空腹を紛らわせるために寝ていました。寝るのが得意でよかった。
②退院
翌朝!ついにごはんが食べられます!嬉しい〜!!!!
朝ごはんはこちら↓
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普段だったら特に何も思わずに食べるところですが、口から固形物食べられるってすごい!!と感動を噛み締めながら食べていました。こちら自己負担490円の食事なはずですが、この時のわたしには1万5千円くらいする立派なフルコース料理に見えていました。大袈裟かもですが、この時の感動は一生忘れることはないと思います…!
いや〜食べられるって本当にありがたいことですね。ごはん調理してくれた人や農作物の生産者さんに圧倒的感謝ッッツ…!
このあとは回診、退院後の生活の注意点の説明、そして次回予約
ここまで終わり、お会計して10時頃に退院となりました。
地元の東北から母が来てくれたので、母と一緒に家に帰りました。わざわざ片道3時間かけて来てくれて、感謝と申し訳なさでいっぱいです。
再度この病院に来るのはあと2週間後。それまでドキドキしながら結果を待ちます。
まぁどんな結果になっても、なるようにしかならないので〜〜全部noteのネタにしちゃうぞ!!
なお、目下1番の心配は、万が一追加手術になったら2月にある「わんだふるぷりきゅあ感謝祭」なるライブイベントに行けない可能性があることくらいです。今期のプリキュアは非常に人気が高く、このイベントも倍率がすごかったのだけれど、友人にも協力してもらい、奇跡的にチケットが取れました。
しかも、プリキュアは1年毎にシリーズ入れ替え制のため、わたしの推しであるキュアリリアンに会えるのはこれが最後のチャンスなんです…!だから絶対に行きたくて!!!
母には「プリキュアに会いたいならそっち優先しなよ!別に1週間入院遅らせても大丈夫でしょ、この前だってディズニー行くために入院遅らせてもらえたんだから」と言われています。
万が一追加手術になってしまったら、推しのラストライブに行きたいのでこの日程だけはどうか避けてください、と主治医に頭下げるしかないですね……はぁ、リリアンに会いたい……リリアンに会ったらがんも治るし寿命が1,000年くらい延びる気がします🥹
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