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「嫌なヤツには嫌われろ」の理論

若い頃とても控え目で恥ずかしがり屋だった私は人から嫌われる事を恐れていた。
「人からどう思われる?」「こんな事をしたら変に思われるのでは?」
とにかく色々と気を使って外から嫌われないように務めていた。
勿論今だってそういったたぐいの事は思うし、人へも気を使う。
ましてや日々そんな訓練を重ねてきたせいか、大体あいつこんな事考えてるだろう…というのもなんとなくわかる。
でも、それが年の功なのか段々気にならなくなってきたのよね。
これが「おばさん」になるって事?
でも気にしない方が圧倒的に生きて行くのは楽だ。

だから現時点、人の目が気になって病んでしまうという人に言いたい。

あ、でもこれはある程度社会の中で普通に生きていける人限定。
本当にイカれていて圧倒的におかしな人となるとまた事情は変わるから。
私は多分「ちょっと変わっていて面白いよね~あの人」と思われていると思う。
(全然違っていて超絶嫌われ者だったらすまぬ)

私が身の回りにいる人々を分類すると、大半が「たいしてどうでもいい人」(特に好きでも嫌いでもない)で、一部が「仲良くしたい」又は「好感を持っている人」。

そしてたまに「こいつ嫌だなぁ、嫌いだなぁ」という人がいる。

嫌いな人は大体働いていれば職場に1人くらいはいるよね。
この場合ちょっと嫌かも…レベルの人は除いて考える。
(そのレベルの人は、よく知り合いになってみたら一発逆転いい人だったんじゃーん!という可能性もある)

この辺りの割合は人によって色々違うとは思う。
陽キャで「人間だーい好きの人」もいれば「広い海原のように心が広い人」もいるだろう。
因みに私は完全に陰キャの根暗で、心はそこまで広くはない。でも、大雑把であまり気にしないのでなんとかなっているタイプである。

で、話を戻すと…中には
「どうにも好きになれねぇなぁこの人」
って人がいる。
第一印象から最悪で「こいつ嫌い」だなと思う人。
私はたまーにいるのだけどいません??

昔の私だったら「どうにか私が嫌っている事をバレないようにしなきゃ」とか「嫌われないようにしなきゃ」とめちゃくちゃ気を使っていた。

けどな…なんとなく私はわかったんだよね。
お互いの間に流れる微妙な空気感…これはどう考えても向こうだって気づいてるはずた。


つまり

「私が嫌いだ!と思っている相手は大体は向こうもこっちを好いてはいない」

ならば、お互い様なんだから別によかろう…と思う。

あんたはあたしの事を嫌いかもしれないけど、こっちも嫌いなんだよね。

大人だから別に悪意むき出しにはしないし、上司ならこれ以上嫌われない方が仕事がスムーズに行くから多少の気は使うよ。

でも無理に相手のご機嫌を取ったり、好かれようと必死になる必要もない。
自分のとった対応で相手が気分を害してる?と思ってもたいして気にする事はない。

「あなたは私をよく思わないかもしれないけど、こっちもあんたが嫌いだからな。お互い様だよな。あまり関わらないようにしようぜ。」
と割り切る。

特にへこへこもしないし、ご機嫌取りもしないし、能面のようにフラットな対応をするだけ。
それでまた嫌われるかもしれないけど、別に構わん。
もちろんトラブルを起こす方が面倒なので表面上はある程度取り繕うよ。

「まぁ、この人とはそういう関係だから」
と割り切ればストレスはだいぶ減る。

嫌な人は先生だったり、上司だったり、義理母だったり色々なパターンがあると思う…
友達なら付き合いをやめればいいけど、そうも出来ない事もあるよね。
極力絡まないのは勿論だけど、
「嫌なヤツからは嫌われてもいい」
と思うと少し楽になれるよ。

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