黒いサングラス(恩師)
先程、高校の部活が一緒だった友達が大学でnoteを投稿する取り組みをしていてTwitterで回ってきたので読んでいたら顧問の先生について書いてあったので、自分も今日書いてみようと思います。
横浜市の公立高校に通っていました。その高校を選んだ1番の理由は陸上部が強くて顧問の先生がとても凄い方だったんです。神奈川県の陸上総合監督だったりと神奈川県で陸上をしている人なら知らない人はいないぐらいの方でした。そしたらまぁー凄いこと同じ学年にも全中に出場した人もいるし先輩も凄い方ばかりで自分がここにいて良いのかっていうぐらいに圧倒されました。最初は顧問の先生にも期待されましたが、なかなかタイムが伸びず怒られてばかりでした。普通に嫌になりました。黒いサングラスと手を脇に挟んで腕を組む姿怖かったです。高校2年の冬。引退試合に向けて少しでも良い記録を出そうとしてたあの時期は自分の調子も絶好調になっていましたが、コロナの影響で大会は中止。何も大会に出ずに引退しました。結果論ですが、今行っている大学だったら残っても良かったなって思っています。
引退してから日にちは過ぎ、女子の中で一番怒られていた自分に何度か声をかけられる事が多くなって嬉しかったのを今でも覚えています。同じ学年の友達は強かったので良く先生と話していたりしていたんですが、弱い自分と話すことはあまりなかったので正直話すのはかなり嬉しかったんですよね笑笑
「体育教師を目指すなら少しでも運動しといたほうがいいぞ」ってこんなのばかりでしたけど
その時はそうですね。しか言えなかったんです。
素直に部活に顔出しとけばよかったと後悔してます。
なぜ振り返っているのかというと昨年12月に突然亡くなりました。10月ぐらいから体調を崩され、先生なら戻ってくるでしょと甘く考えていたらテストが終わった12月校長先生の放送で報告されました。その後先生のお家へ行き、奥様からお話をたくさん聞きました。陸上に熱心な方で見た目は怖かったけれど、中身は生徒思いで。陸上に長年向き合っていることに尊敬しました。色んなことを思うと涙が止まりませんでした。
このような過去があったのに、遠くなってました。よくないですね。先生と約束した体育教師になることはすんなりやめてしまったんですけど違う夢に向かって頑張っていますと報告したいです。今の私に足りないのは叱ってくれる人だなときっとどこかでいつもの体勢で見られていると思うと気持ちが入ります。
後悔のない人生を