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チームの調和と成果を両立させる:ビジョンと戦略の明確化
ビジョンから戦略へ:方針の可視化でチームを牽引する
リーダーシップを発揮する上で重要な要素の一つがビジョンと戦略の明確化です。目指すべき場所(ビジョン)とそこにたどり着くための手段(戦略)を結びつけ、その方針を全員で共有することでチームの力を最大限に引き出すことが可能となります。
ビジョンと戦略を明確に
ビジョンと戦略を明確にすることは、チーム全体の求心力を方針に集めることにつながります。リーダーとしては、自らがビジョンと戦略を描き、それを常に見返すことができるような"立体的な地図"を作成することが求められます。この地図を通じて全体を見ることで、チームが目指すべきゴールを明確に保ちながら、各メンバーの行動を調整することが可能となります。
方針を可視化する
方針の可視化は、現場の言葉を使用して言語化、図化、グラフ化することで達成できます。このプロセスを通じて、全てのメンバーが共通の認識を持つことが可能となり、チームの一体感と効率性を高めることができます。
例:方針可視化の実践
私が30歳でリーダーを任されたとき、チームメンバーには60歳の元上場企業の管理職経験者も含まれていました。その経験者に対してどのようにリーダーシップを発揮すべきか、どうすれば彼が私の指示を聞いてくれるのかという課題に直面しました。その解決策として、私が採用したのがこの「方針の可視化」でした。これを通じて、誰もが方針に基づいて行動することが期待され、それにより誰もが貢献できる環境が生まれました。
結論:ビジョンと戦略の可視化でウェルビーイングを追求
このようなビジョンと戦略の明確化、そしてその方針の可視化によって、チーム全体のパフォーマンスが向上します。そしてそれは、チームのウェルビーイングにも寄与します。各メンバーが方針に基づいて自己の役割を認識し、責任を果たすことで達成感を感じ、さらにはチーム全体として目標を達成することで共有の喜びを得られます。この結果、チームとしての働きがいが増し、個々のメンバーの生活の質(QOL)が向上します。それが、ビジョンと戦略の可視化によるチームマネジメントの最終的な目指す場所です。
これらの要素を押さえつつ、リーダーとしての役割を果たすことで、チームの一体感、生産性、そしてウェルビーイングを最大化することが可能となります。