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スパゲッティを買ったらそうめんだった話。

こんにちは。
僕は今ご飯が不味いことで有名な国で大学生をやらせてもらってます。

一人暮らしだから自炊をしないといけないのだけれど、これがなかなかに面倒くさい。まず寮から20分も離れたスーパーマーケットまで行って買い物をしないといけないのが厄介だ。行って、目当てのものを探して、帰る。これだけで1時間くらい平気でとんでしまう。寮のキッチンは共用だから料理をするのにもお茶を入れるにも部屋の鍵を開けたり閉めたりしないといけない。

めんどくせ〜

外食でもすれば良いと思うかもしれないが、僕は今外食に20%の消費税を課す国で暮らしているのである。外食なんてできたもんじゃない。(マックとかサブウェイが徒歩5分くらいのところにあるのにね…)

さてさて、いくらめんどくさいとはいえ何も食べないわけにはいかないのでスーパーで買ってきたスパゲッティ(ヘッダの画像のやつね)を茹でてみることにした。

“made with 100% Italian durum wheat” だって。悪くなさそう。500gで£0.55(≒83円)は日本の基準からしても結構良心的な価格ではないだろうか。この国では食材は基本的に消費税率0%なのだ。

パスタソースは買い忘れたので豆のスープ缶を代わりに使うことにした。
袋の指示に従って4分茹でて食べてみる。幼稚園の頃使ってたトミカのフォークで。




なんだこれ…




出来上がったそれはスパゲッティというにはあまりにもグニャグニャで、細い麺だった。豆のスープもパスタソースとして使うにはあまりにも薄かった。(それはパスタソースを買い忘れた僕が悪い。)

完食したけどね。マジで吐きそうになりながら。

結局、ご飯が不味いことで有名なこの国に来てから食べた一番不味い料理を自分の手で作り出してしまうという皮肉な結果となった。

でもこれ、そうめんとして食べれば結構いけるかもしれない。麺のグニャグニャ加減が良く似ている。なんかあっさりしているところも… そう思った僕は次の日、スーパーで麺つゆを探した。1時間くらいずっと探した。しかし、ない。蕎麦もうどんも売ってるのに何故か麺つゆがない。この辺の人達はみんなどうやって蕎麦を食べているんだろう。
結局その日は1週間分のパンと果物とパスタソースだけ買って帰った。

因みにその日は何を食べたかというと…

鯖缶と米。

疲れちゃうと料理する気も失せちゃうよね。でも鯖缶が美味しかったのでヨシ!

明日からはちゃんと料理する…つもり。パスタソースも買ったので。

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