荒廃した近未来で食べる人工寿司
どうも。
海外で暮らしているとたまに日本食が恋しくなりますよね。
僕も久々にお寿司が食べたくなったので最近、近所のショッピングセンターで見つけた回転寿司屋に入ってみました。
仕組みがよくわからない上に、値段も結構するので今まで避けていたのですが、空いていたので入ってみることに……
注文の手順は以下の通り。
1. 座席に貼ってあるQRコードをスマホでスキャンし、注文用のサイトにアクセスする
2. 食べたい商品を選んでスマホで決済する
3. しばらくすると職人さんが寿司を握ってレールに流してくれる
4. それを取って食う
この仕組み、便利でいいですね。
店内は、赤のゴシック体で至る所に自動翻訳みたいな日本語が書いてある上に、LEDで装飾されていたり、シックな黒いテーブルが置かれていたりと日本の寿司屋らしくない近未来的な雰囲気です。あと、僕が行った時はピンク髪で耳なし芳一みたいにタトゥーを入れた寿司職人さんが握ってくれました。サイバーパンクを感じる。
そうこうしていると僕の寿司がレーンに流れてきました。レーンが止まったときに席の手前のLEDが緑に光ったら自分の分の寿司ってことです。
今回頼んだのは、サーモン、マグロ、かっぱ巻きと手巻き寿司でした。味の方はどうかというと……値段の割には微妙……って感じですね。魚っぽい生臭さは感じるんですが、鮮度が落ちてるのかなんとなく無機質な味わい…な気がする。(グルメ通じゃないのでちゃんとしたことはわからないけど。) マグロに関しては脂もあんまり乗ってなくて何か違う食べ物を食べているようでした。
僕が今住んでる国には魚を生で食べる文化がないので、日本の寿司と比べるのはさすがに酷ですね。でもまあ、かっぱ巻きはそれなりに美味しかったと思いますよ、うん。
店内の雰囲気も相まってか、さながら荒廃した近未来で食べる人工寿司って感じでした。店を出る時に「本物の寿司が食いてえなあ」なんてひとりごちれば雰囲気出るかもしれない。
味はともかく、店の雰囲気はクールで結構好きな部類です。味はまあ、アレだけど。また行くかどうかはかなり悩ましいですが、どうしても寿司が食べたくなったら渋々行く…かも。
それでは今回はこの辺で。
追記:
実は件の寿司屋に行ったのは去年の12月頃なんですよね。こないだ久々にnoteを開いたらまだ下書きが残ってたので、レポート課題の息抜きがてらに仕上げて投稿まで持ってきました。
前回の更新が9月て。にわかには信じ難いなぁ。
日記がわりに書くと言いつつ7ヶ月も放置しちゃう飽きっぽさ、自分らしくて好きです。