世界最速ランナーとTokyo2020
男子マラソン世界記録保持者であり、今年10月に人類初のフルマラソン2時間切りを達成したケニアのエリウド・キプチョゲ (Eliud Kipchoge)選手の今後の動向にマラソン界からは注目が集まっている。
キプチョゲ選手は今年3月にロンドンマラソンに出場した後、他のレースには参加せず、10月の2時間切りのための特別レースに臨み、今年を終える形となりました。
そこで注目なのはキプチョゲ選手が次に出場するレース。そしてそのレースはキプチョゲ 選手にとってどういった位置づけになるのか?ということです。
おそらく次の目標となるのは公式レースでの2時間切りだと思われます。今年の2時間切りを達成したレースはキプチョゲ選手への特別なサポート環境が整備された非公認レースなので記録も非公式となり世界記録更新とはならないので、正式にそこを狙うのだろうと。
キプチョゲ選手自身は、その非公認レースは他のマラソンレース(公認のもの)と大きな違いは無く、公認レースでも同じように2時間未満で走ることができるだろう、と言っている。
彼のそういった感覚は研ぎ澄まされているだろうし、現在の自分の実力を純粋に客観視した上での淡々とした分析によるものだと思います。
で注目は次はどのレースか?ということで。
来年に迫った東京オリンピックについてキプチョゲ選手は、代表に選出されれば前回大会に続きマラソンのタイトルを防衛したいとの意向を示している。
以下の記事参考
つまり日本でキプチョゲ選手の走りが生で見れるかもしれないということだ。
東京オリンピックのマラソンについては現状どのような環境になるのかまだはっきりとは見えないですが、タフなレースになることは予想されます。
その中で絶対王者のキプチョゲ選手がどんな走りをするのかとても楽しみです。まだ決定ではないですが、ぜひオリンピックで走る姿を見たいですね。
ただオリンピックで記録を狙うことは難しいので、世界記録の更新を狙った別のレースに、五輪前に挑戦するのではないかと予想しています。
五輪後の可能性は低いかなと思います。ただ秋から冬にかけての時期がベストタイミングだと思うので、五輪出場せず、ベルリンマラソンとかで2時間切りの世界記録を狙うとかあるかも。
そう考えると世界陸上やオリンピックは開催時期と、開催場所によってマラソンランナーにとっては過酷な環境となり、純粋な速さの世界一決定戦ができないというところに、少しモヤッとした感情が残ります。
やっぱりファンとしてはマラソンに最適な環境下で各国のトップランナーが一堂に会し、自分の最高速度で世界一を争うというレースにとても魅力を感じますね。
とにかく、キプチョゲ選手の新たなレースを見たいただのファンとして首を長くしながら、彼の次のレースを待ちわびているところです。
以上