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私から私へ…

遂に50代最後の誕生日が来た。
世界の誰も祝ってくれないが、
子供たちには奢るからと、
無理やり祝いの寿司パーをする。


そして、今年は無駄遣いと
思いながらも、頑張って50代
ラストイヤーを乗り切るために、
憧れの素敵なホテルで
お一人様時間を買った。


何も要求されず、何も気にせず
のんびりしてゆったりして
ぼーっとする。
ただそれだけが、贅沢だと
言われるなら、私の日々は
まるで囚人と同じだ。


思う様、立派なホテルの窓から
美しいイルミネーションを眺め
心のササクレを削ぎ落とした。


そしたまた、いつもの暮らしが
再開するのだ。
いつもの暮らしがいつも通りで
あることの素晴らしさを、
震災から立ち上がったこの街に
教えられた気がする。

誕生日おめでとう、私!💐


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