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魂の白球

早実 対 大社 の激闘


2024年8月17日の第4試合は、
甲子園100年の歴史に残る
大熱戦だった!

両校投手たちの見事な投球。
それぞれの、若い命が籠った
ボールにはまるで、
意思があるかのようだった。

九回裏、大社が同点に追い付いた
そこから歴史に残る名勝負の
クライマックスを迎える。

普段は野球に興味がない
夫も隣で固唾を飲み、見守る。

どこの家庭のテレビ前でも
応援席でも同様だったろう。

各監督の采配も素晴らしく、
ピンチを乗り切ればチャンスが
チャンスを逃せばピンチが。

波のように繰り返す好試合に
呼吸も忘れそうになる。

そこに優劣は無かった。

最早、体力もギリギリに見えた。

勝負を決めたのは、
何だったのか?

運とか、気迫とか、
あるいは奇跡とか?
どんな言葉も相応しくない、
もう例えなんかどうでもいい。

ずっとこの試合を見ていたいと
そう思っても叶わない。

終わりは遂に、訪れた。


決勝打を放った選手が
泣きながら走った。

それを見ていたら泣けてきた。

緊張のピークで監督が
「この場面でバントを決める
自信が有る奴は居るか?」
と、選手に問い掛けると、
「自分が三塁線に決めてきます」
と、手を挙げた選手はこれまで
試合に出ていない控えの代打。

それが、言葉通り見事なバントを
三塁線に決めた逸話は
今後100年甲子園の伝説として
語り継がれる事だろう。

私たちは、あの夕暮れ時に
冷房の効いた部屋で伝説を見た!

思い出しても涙が出そうだ。

この試合に敗者は無い。
ただ、誰もが全力を振り絞り
気力も知力も振り絞り
戦い切った先に勝敗があった。

ただ、それだけのことだ。


素晴らしい試合を見られた夏を
私は心から幸福に思う。

ありがとう、全ての球児たち!!

勝ち残った全チームの
健闘を祈っている!💐⚾️

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