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26歳年収280万からの5年で年収1000万円を達成した軌跡 〜元エンジニアが包み隠さず語ります〜
〜3月12日 07:30
「エンジニアになって稼ごう」
そう思って調べても、成功体験ばかりが語られていませんか?
実際のところ、挫折や困難を経験しながら這い上がってきた人の方が多いはずです。
この記事では、僕が26歳で年収280万円だった時から、31歳で年収1000万円を達成するまでの道のりを、包み隠さずお話しします。
無料記事の内容
結婚前の衝撃から始まった転職への道
プログラミング学習とITベンチャーでの挫折
マネジメントへの転向と成長
有料記事の内容
フリーランスとしての独立と成長
実際のスキルシートと年収1000万円への軌跡
2025年の視点から見た、26歳の僕へのアドバイス
1. 結婚前の衝撃から始まった転職への道
26歳の時に僕は結婚しました。
結婚する前に、夫婦で貯金額をいう場面があって、妻の貯金額を聞いて僕は驚きました。
当時、新卒で就職した計測器メーカーで働いてから、丸2年が経過しようとしていたタイミング。
僕の貯金額は50万円くらいでした。
「大学の同級生だった妻は、すでに十倍以上貯金していた」
しかも、僕の年収は280万円でしたが、妻はそれよりも稼いでいました。
もちろん、結婚して妻の方が収入が高いケースだって当然あります。
今の僕だったら、そんなこと気にしなくても良いじゃないか、と言いたくなります。
でも当時の僕は、かなりショックでした。
年収1000万円という遠い夢
自分の周囲は、割と好きなことにパーっと使っている人が多く、自分の貯金額は今までそんなに気にならなかったんです。
ところが、これから自分の一番身近になる人が遥かに多くの貯金額を持っている。
「僕はもっと収入を増やさなくては」
という意識が強くなりました。
計測器メーカーで働き始め、ガジェットに少しずつハマっていた僕は、たまたま「マナブ」さんというYouTuberを見つけました。
「エンジニアなら年収1,000万円以上は普通にいけますよ」
その言葉が、僕の人生を大きく変えることになります。
年収280万円の僕には、年収1,000万円なんていうのは遥か遠くの世界でした。
自分の親は年収1,000万円なんて全然行ってない。
年収1,000万円の割合を調べてみると、日本の働いている人の上位5%。
日本はまだまだ年功序列のため、おそらくそのほとんどはかなり年がいった人が多いでしょう。
そんな世界の中で、エンジニアになったら、若くても年収1,000万円が目指せるのか?
その時の僕は、計測器メーカーでたまたま少しプログラミングを触っていました。
2. プログラミング学習とITベンチャーでの挫折
プログラミング未経験からの挑戦
ここで、プログラミング未経験の人から、「なんだ...仕事で多少プログラミングやってたんじゃん...」と思われるかもしれません。
でも、実際は他人が書いたコードにほんのちょっと数字を入れ替えたりするだけ。
到底「プログラミングができます!」というレベルではありませんでした。
むしろ、本を一冊読めば追いつけるレベルだったと思います。
最初の一歩を踏み出す
「エンジニアに転職したい」
「でも、プログラミングのレベルをアピールする必要がある」
そう考えた僕は、まず自分のプログラミングレベルを測る物差しを探しました。
そこで出会ったのが、「paiza」というサイトです。
プログラミングスキルを5段階で評価してくれる。
しかも、各ランクに100問近い問題があって、一つでも解ければそのランクを獲得できる。
「これだ!」
地道な努力の日々
Pythonを選び、一番下のDランクからスタート。
「入力された値を5倍しなさい」という問題。
「何だ簡単じゃないか」と思って解いてみると...不合格。
あぁそうか、入力は文字列なので、数値に変換する必要があるのか。
一つ一つ、書き方を覚えていきました。
そして1ヶ月後、ついにDランク・Cランクの全問題をクリア。
さらに2ヶ月後には、なんと最高ランクのSランクまで到達。
「これでエンジニア転職への道が開けた!」
そう思った僕は、早速転職活動を開始しました。
ITベンチャーでの衝撃
2020年1月、年収400万円でITベンチャーに転職。
これからエンジニアとしてバリバリ経験を積み、いつかは年収1,000万円。
そんな淡い期待は、入社早々崩れ去りました。
「シンバさん、このページってコーディングできます?CSS整えといてくれます?」
今なら、それくらいやれよって感じですが、当時の僕にはさっぱり分かりませんでした。
「あーわかんないか、じゃ、私がやっておきます」
フロントエンド開発で早々に戦力外通告。
「じゃ、テストしたいからサーバー立てといてくれます?」
サーバー?ポート番号?
当時の僕は、その言葉の意味すら理解できませんでした。
結局、バックエンドでも戦力外に。
「僕は何から始めれば良いんだ...?」
3. マネジメントへの転向と成長
思わぬ転機
途方に暮れていた僕に、社長から声がかかりました。
「ドキュメント作成のサポートをしてくれないか」
参加している旅行会社のプロジェクトで、業務フロー図の作成が必要だったのです。
最初に任されたのは、業務フロー図を作ることでした。
旅行会社で、どんな風にツアーが作成され、ホテルの在庫状況を確保し、旅行者の手配を進めていくか、その流れをExcelを使ってフロー図に落とし込んでいきます。
早速、社長にそのリストを見せてみました。
思いの外、高評価でした。
「あれ?お前すごいじゃん、もうエンジニアとしての道は諦めて、マネジメント側にならないか?」
こうして、マネジメント側としての道がスタートしました。
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2月10日 07:30 〜 3月12日 07:30
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