妹に化粧を教えた話
私は4人きょうだいの長女だ。
うちは、きょうだいみんな仲が良く、半数が大人になった今でもちょくちょく会って遊んだりする。
むしろ、大人になってから仲が深まったかもしれない。
今回は、そんなきょうだいの中でも一番年が離れている末っ子との話だ。
うちの三女は今年の春、大学生になる。
歴史ある建物の保存に関することを学びに行くそうだ。
わが妹ながら真面目だなと思う。
そんな妹は化粧っ気がない。
化粧っ気がないのは妹だけではなく、両親(主に母)の方針から高校生までは化粧は必要ないと言われて育った私たちは、三人とも大人になるまでほとんど化粧をしなかった。
(弟はどういうわけか、身だしなみを異常に気にする男なのだが)
というわけで、社会人に向けて少し早く化粧を覚えてもらうため、私は妹の大学進学祝いに一通りの化粧品をプレゼントした。
そして昨日、化粧のやり方(自己流)を教えたのだ。
実際に私も化粧しながら、基本的なことや注意することを教えていった。
教えながら、妹に対して「うらやましい」という感情が芽生えた。
私が初めて化粧をするとき、教えてくれる人はいなかったからだ。
母はそういうことに関しては放任主義だったし、近くに親しい年上の女の人はいなかった。
友達はどうだったかは聞かないでほしい(笑)
YouTubeなどの動画を漁りながら一生懸命練習したのを覚えている。
今でも化粧がうまいとは言えないが、あの頃よりはだいぶましになったと思う。
今は、結婚してお義姉ちゃんができたので、ネイルをしてもらったりお茶したりと仲良くさせてもらっている。
何が言いたいかというと、「女きょうだいっていいな」ということだ。
(弟は弟で、いてくれて助かってる)
これからもきょうだい仲良くやっていきたい。