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『反対するなら代替案を出せ』に感じる座りの悪さ

ずっと考えていて、今も腑に落ちないこと。

「〇〇に反対するなら代替案を出せ」

いや、順序を色々すっ飛ばしてるんじゃないか?と、座りが悪い。

南さつま市にある、高レベル放射性廃棄物処分場や、吹上浜沖洋上風力発電に関してなのだが

デメリットや問題点に声を上げることと
代替案を出すことは、総体的に見て繋がっているけれども"お隣さん"ではナイじゃないか。

代替案がデメリットや問題点の解決策ではなくないか?
代替案はもっと先の、また別の状況下での解決策ではなかろうか。

「反対するなら代替案を出せ」という順番抜かしをした途端、デメリットや問題点が置き去りにされている。

例えば、自分の娘が「結婚しようと思う」と、恋人を連れてきたとしよう。
性格は穏やかだが、パチンカス・借金あり・無職の男性だ。(そんな奴いるかい!笑)

親としては、まず第一に「なんでやねん!その装備でよく紹介できたな!?」とツッコむだろう。

ツッコまざるを得ない案件だ。
そして「とてもその彼じゃ結婚は賛成できない」と答える。あるのは先行き不安な親心。

そこで娘がこう返してきたら、どうだろう。

「反対するなら別の男を用意しろ!!」

私は、その日2度目の「なんでやねん!!」を口にすると思う。

連れてきた彼の何かに惹かれたんだろう?
それならば、なぜパチンコを辞め、仕事をして2人で借金返済計画を立てようとしないのか?

それらの問題をクリアできれば
惹かれた彼と一般的な家庭を築ける可能性が高まるというのに。

Why?

まぁそもそも、無職借金パチンカスになる相手じゃ難しいと思うが。

すっ飛ばせばすっ飛ばすほど、ボロボロと取りこぼし
肝心な「最下層にある問題点」を見失っているように思う。

昨年(一昨年?)、国民への一律給付が決まった際に
「お肉券」が提示されて大炎上したことがあった。
Twitterは毎日、本能寺のように燃えていた。
本能寺がどれくらい燃えたかは知らんけど。
(大河ドラマじゃ毎回ボーボー燃えていたので、それを思い出しての比喩です。あしからず。)

お肉券は、一律給付という時の政府が渋っていた選択に対する、だいぶ乱暴な代替案だったように感じる。

あの時は、政府が代替案を出さなければならない立場だったが
最下層にある問題点を取りこぼすと、あぁなる可能性が高い。

緊急事態下ではゆっくりなんて言ってられないし
洋上風力発電も、緊急度の高い漁業問題について早急に「南さつま市全体の問題」として捉えて、さまざまな意見やアイデアを出し、動く必要がある。

ここでもう一度、南さつま市全体に広めなければならないのは
「差し迫る一次産業の衰退と、打開策の構築」なんじゃなかろうか?と。

洋上風力発電そのものが、問題点をすっ飛ばした代替案。

あなたが取りこぼした、最下層の問題点とは、なんだと思う?

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