吹上浜沖洋上風力発電と漁民のいま
ヒソヒソ コソコソ
あっちでは○○と言って、こっちでは△△と言う
南さつま市には今、洋上風力発電において敵対構造ができている。
あなたはそのどちらとも知人かもしれないし
あなたの知り合いが、その板挟みにあっているかもしれない。
私が怒りを抱くのは事業者であり
疑問を抱くのは行政だ
事業者は2年前から調査を始めたとのこと
その間、お金がばらまかれ
少なくない漁民がお金を得るために賛成へとまわった。
調査船と称し、それを「困っている漁民との共存・共栄」とうたう事業者
いいですか。
それは漁業ではなく、海運・貨物といった仕事です。
事業者がやっていることは漁業の救済ではなく、ジョブチェンジ
転職もしくは副業の斡旋。
副業は悪くない。逆にいいことだと思う。
仕事をしていて辛いこと、しんどいこと、悩むことはいっぱいあるし
稼ぎたいと思うことも至極普通。
私はこれまで、ライターとして様々な詐欺被害にあわれた方の、情報発信に携わってきたが
その手法はだいたい同じ。
仕事に悩む人々にお金や誘惑を配り、考えることを放棄させて信者にし、決断を誘導する。
南さつま市で起きていることは
まるっきりその構図と同じじゃないか。
私はどの仕事も社会を支える仕事だと思っている。
漁民なんて、潮の香りをまとう海のプロだ。
だから、書いてるだけで手が震える。
漁民の誇りをホコリに変え
崇高で気高い漁師が抱える苦しさを、魂を金で買い
漁業との共存共栄?
漁民こそが真価を発揮する海域を削り
漁民同士を争わせる
それが漁業という仕事への敬意か?
社会を支え、人々の暮らしを豊かにし
日本を作ってきた1次産業に携わる者への礼儀か?
事業者がやっていることは、漁民を対立させているじゃないか。
私は賛成にまわった漁民を責めはしない。
今まで詐欺被害にあった人々を見てきて
何かにすがりたくなるほどの絶望を抱えた人は
正常な判断ができなくなるのだと知ったから。
だから、事業者の姿勢という視点からも、反対する。
私たちは、過去に生きた先人たちの、汗と血と涙の上に築かれた地で生活している。
多くの先人が船を出し、時には命を落とした海にも、生かされてきた。
南さつま市という行政は、一人ひとりの職員が日々の業務を積み重ねて
この土地を、市民を導き守ってきたはずだ。
あなたたちの仕事は、確かに市民の暮らしを守り支えてきた、誇り高い名誉あるものだ。
誰がなんと言おうと、私は行政に携わる人たちのことも、心から尊敬している。
だからこそ、行政という組織に聞きたい。
あなたたちが日々を捧げ守ってきた土地に
市民の心の隙間に入り込み、金をばらまいて
対立構造を生み出す者がやってきた。
慣例?通例?手順?
それで?あなたたちはどうする?
強い風が吹くのを待つのか
それとも、自らが動き風を起こすのか
私は、いまは待つべき時ではないと判断する。
これを読んで「お前なんかに漁師の何が分かるんだ!」と憤った漁師の方がおられた場合のために
アナウンスしておきます。
📢がっかりさせんなよ!!!!!!!!!!!
南さつま市で海の仕事がしたいって言ってる子どもがいると、話があったからな!!!!!!!!!!!