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RCCM試験 業務経験論文のネタ/土質基礎、下水道、農業土木

この記事は、専門部門:土質及び基礎、下水道、農業土木
RCCM試験の業務経験論文の部品集ネタを掲載しています
    
以下の記述項目の、部品集ネタを組み合せるだけで、
RCCM試験の業務経験論文が、簡単に作成できます
 11 業務の名称
 12 発注者名
 13 履行期間
 21 業務の目的
 31 業務の内容
 41 あなたの果たした役割
 51 技術上の問題点とその対応
 61 業務の実施上の問題点とその対応
 71 対応について 現時点での評価

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業務経験論文のネタ/土質基礎 サンプル

サンプル 51 技術上の問題点とその対応


杭工法は、長さ調整が容易で支持層の不陸への対応が可能な鋼管杭打撃工法とした
液状化対策工法としては、サンドコンパクションパイル工法を選定したが、
基礎面積が大きく、工事費が非常に高額となった

そこで、平面改良範囲を通常基礎外端から改良深さの45~60°とするところを、
基礎外端から2列をグラベルコンパクションとして過剰間隙水圧の消散を促すことで、
大幅な改良範囲の削減を図った

しかし、改良範囲を減らすことによる構造性能への影響として、次の2点懸念された
1点目は水平地盤反力係数の減少、2点目は対液状化性能の減少である

1点目に対しては、
現地にて杭の水平載荷試験を実施し、通常改良範囲部分と端部2列のみの範囲で、
水平地盤反力係数に大きな違いが無いことを確認した

2点目に対しては、
3次元FEMモデルによる動的地震応答解析を実施し、
改良範囲を減少させても基礎部には液状化が発生しないことを確認した

これらの検討により、
必要な構造安全性能を確保しつつ、経済性にも優れた地業を達成することができた

サンプル 61 業務の実施上の問題点とその対応

 
発電所内には多数の発電設備が存在することから、
発電設備メーカーからの条件提示には時間を要することが判明した
条件提示後の設計開始では、全ての基礎設計の設計工期内の完了は難しいことが判明した

そこで、以下の対応を行った
発電設備メーカーと協議を行い、エリアごとに条件提示時期と提示内容の調整を行った
早期の条件提示が可能なエリアについては、設計を早期に開始することが可能となった

このように提示内容を予め把握しておくことで、
どの時期にどのような作業が可能となるか詳細な工程管理を行うことができた

予算の都合上、新たな人員の確保は難しかったが、
上記のように設計時期を分散させ、かつ緻密な工程管理を実施した

この結果、少ない人員を適材適所で融通することが可能となり、
通常の設計と比較して少ない人員で効率よく設計を進めることができた

各関係者が業務進捗状況を把握できるようにするため、
発注者および発電設備メーカーとの定例会議を隔週で実施した

サンプル 71 対応について 現時点での評価


技術上の問題点 現時点での評価

地すべり災害対策は事後対策が主であり、
切土法面の早期の予防保全段階で地すべりの可能性を調査するケースは少ない

確定変動レベルの特徴的な観測データが得られにくいことが予想され、
限られたデータから地すべりの兆候を見逃さない多角的な解析が重要となる
実効雨量解析を用いた本業務の手法は有効であったと評価できる

予防保全段階で安易な地すべり判定をしてしまうと
過大なメンテナンスコストが発生してしまうため、
長期的な地すべり観測を視野に入れた慎重な業務遂行が重要であると考える
 
業務の実施上の問題点 現時点での評価

法面足場については、安定計算・応力照査の手法が基準類に規定されておらず、
足場組立作業指針をベースとして経験則で補強した足場を
足場工が現場判断で組み立てる手順が多い
しかし、このような安全確保の不確実性リスクは最小化しなければならない

本業務のように現場条件を踏まえて倒壊形態を想定し、
設計計算に基づく安全な足場計画を実施したことは評価でき、
ひいてはこれが調査ボーリングの品質向上に寄与すると考える

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