レベルアップで得た力を、わたしは何に使うのか
お金の勉強をはじめてみると、"お金を貯める”のは案外楽しいことだと気づく。この感覚、何かに似ているなと思って考えたところ、思い当たったのはゲームだった。RPG系のゲームである。
というか、ゲーミフィケーションという言葉があるくらいなのだから、世の中の大体がゲームに集約できるんじゃないかとも思ったが、それは一旦置いておく。
お金のレベルは初期レベルに近いほど簡単に上がる。
家計簿をつけはじめると1レベル。家計簿を見返して、通信費や保険などの固定費の見直しをするとまた1レベル。このくらいでもう年間30万位は貯まり、MacBook Proが1台買える。
レベルがだいぶ高くなってくると、レベルはなかなか上がらなくなってくる(達成感を覚える頻度が下がってくる)が、その分、レベルが上がった時のリターンは大きくなってくる。投資や起業といったあたりだろうか。
人がゲームにのめりこむ要因のひとつとして、自分のレベルアップ、成長の実感があると聞く。”お金を貯める”のはまさにこれがわかりやすく、お金は目に見える数値なので上昇がとてもよくわかる、グラフにするとなおさらわかる。今は世にすぐれたブログ・動画といった攻略本があふれているから、ある程度のレベリングはめちゃくちゃ簡単だ。
そうして、思う。
”お金を貯めた先にあるものはなんだろう”
RPGゲームの主人公たちは、敵と戦うといったことでおのれを鍛え、時には仲間を得て、時に賢者や精霊たちの力を借りて、最後には世界を救ってみせる。
じゃあ、”お金を貯めて、力を得て、自分は何をするのだろう”。
冒頭にも少し触れたが、おそらくこれはお金に限ったことではなく、フォロワーなどの支援者の数も同じなのだと思う。ともすれば、絵を描くことだってそうだ。
レベルを上げて、上げて、そうして得た力を何に使うのか。
もちろん、それをもって”自分が”何をしたいのかを見つけるのも大切だろうけれど、それらの力は自分だけで得た力ではきっとないから。インフルエンスなどは特にそう、応援、支援してくれる人の力を借りて得られるもの、そういうものだと思っている。
であれば、きっと、それをもって世に何を返せるのだろうということも、思い描けるといいのかなあと、この頃ぼんやりと考えている。
(#これは、わたしの備忘録)