グレタ・リーに恋をする。アジア人大人女性のための”私的な”映画「パスト ライブス/再会」
北米での封切はわずか4館というスモール・スタートから、アカデミー賞ノミネートまで駆け上がったシンデレラ映画「パスト ライブス/再会」。韓国系カナダ人のセリーヌ・ソン監督による自伝的物語は、自立したアジア人女性たちにとって、きっと”私的な映画”になるに違いない。
12年ごとに綴られるノラとヘソンの交流、縁(イニョン)や運命の概念はとても東洋的だ。ノラはそれらを大切なものとして扱うけれど、振り回されはしない。自分の人生を自分で選んで歩んでいく。そんなノラがあまりにも魅力的すぎて